人間開発報告書2005

「岐路に立つ国際協力:不平等な世界での援助、貿易、安全保障」


世界各国の政府がミレニアム宣言に署名してから5年が経過した。この宣言は、世界規模の貧困と不平等を削減し人間開発を前進させるための、大胆な新しい未来像を提供するもので、一連の達成目標(ターゲット)を定めたミレニアム開発目標(MDGs)によって支えられている。MDGの達成期限は2015年である。

今年の『人間開発報告書』は、MDGs達成に向けた進捗を含む、人間開発の状況を調べ評価を行う。統計的なデータだけでなく、ターゲットを達成できず公約が破られた場合に人々が払わなくてはならない代償(ヒューマンコスト)にも注目している。国家間や国内での極度な不平等が、人間開発にとって最も大きな障害の1つになっていること、そして、MDGs達成に向かって進展を加速させるうえでの強いブレーキとなっていることが確認されている。

もし、ミレニアム宣言での約束を実現させようとするなら、国際協力への新たなアプローチが不可欠である。今後の10年を「開発の10年」とするには、実際の行動が必要である。『人間開発報告書2005』は、援助、貿易、安全保障という3つの国際協力の柱に焦点を当て、諸問題の大胆な分析を行い、解決策を提案している。豊かな国々が、自国の政策をミレニアム宣言で誓約した公約へと結びつけるためには、かけ声を唱えるだけでなく、それ以上の行動を起こす必要があると本書は主張する。

<プレスリリース>

  • 援助の拡大、貧困層重視の貿易改革、長期的な平和構築が極度の貧困撲滅に不可欠
  • 極度の貧困撲滅には更なる援助が不可欠
  • 開発途上国の前途に影を落とす不公平な貿易政策
  • 人間開発報告書、貧困と武力紛争の悪循環を断つよう国際社会に訴える
  • 2005年の人間開発指数(HDI)はノルウェーが最上位、ニジェールが最下位

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