ノルウェー王国ホーコン・マグヌス王太子 UNDP親善大使

ボツワナ訪問中の王太子ボツワナ訪問中の王太子


ノルウェーのホーコン王太子は、2003年に国連開発計画(UNDP)親善大使に就任以降、世界中の貧富の差を埋めるという大志のもと、献身的で見識ある大使として活動をしています。

ノルウェーの王位継承者であるホーコン王太子は、2007年10月にUNDPの親善大使としてブルンジを訪問した際に「人はみな平等であり、人間としての可能性を実現するために平等の権利を持つべきであると私は確信しています。それ故、UNDPの親善大使になることを承諾しました」と語りました。

ブルンジでは、数年間の亡命の後、タンザニアから帰国した難民たちと面会しました。そこで王太子は、住宅と生活を再建するという難しい課題と、今日の貧困が長期的な安定と平和にとっていかに大きな脅威であるかを学びました。「開発の目的は貧困撲滅であり、貧困撲滅の目的は人々の可能性と選択肢を広げることです」と王太子は説明します。

ミレニアム開発目標(MDGs)達成に向けた取り組みを呼びかけることが、ホーコン王太子のUNDPにおける活動の中心です。王太子は親善大使としての立場を活用して、たとえ開発が長期的なプロセスであっても、国際社会は2015年までにMDGsを達成するという誓約に従って行動しなければならないと訴えています。2006年4月にグアテマラを訪問した際にジャーナリストから、目標が大きすぎるのではと尋ねられた王太子は一言、大きすぎるということはありませんと答えました。そして、誰にとっても極度の貧困の中で生活することは耐えがたく、私たちは、MDGsよりさらに先に進まなければなりませんと付け加えました。

ホーコン王太子は、UNDPの活動について実際に学ぶ機会として現地視察を行い、世界の関心をミレニアム開発目標(MDGs)への課題と成果に向けることに貢献しています。2005年2月には、ようやく内戦が終結したものの、平和を確立し、自立していくためには引き続き支援が必要であることを国際社会に再認識させるため、シエラレオネを訪問しました。王太子は、カンボジアとタンザニアも訪問しています。

ホーコン王太子はまた、人間開発報告書室の仕事にも従事し、2007/2008年の人間開発報告書の諮問パネル、2007年人間開発賞の委員を務めました。「人間開発は世界を前進させるための鍵となります。私たちは、リーダーシップを発揮し、すべての人の生活条件を改善できるような方法を示してくれる人たちから、刺激を受ける必要があります」と王太子は語ります。

ホーコン王太子は、1973年7月20日に、ハーラル5世国王とソニア王妃の一人息子として生まれました。2001年にメッテ‐マリット・ヒェッセム・ホイビー氏と結婚され、イングリッド・アレクサンドラ王女とスヴェレ・マグヌス王子の2人の子どもが誕生しました。カリフォルニア大学バークレー校で学士号を取得しており、またロンドン・スクール・オブ・エコノミクスでは開発学の修士号を取得しています。