学校に電気を:ソーラーパワーで未来を照らせ

Photo credit: UNDP/PAPP


バシール・エル・レイ女子高校はガザ地区にある398校のうちの一つです。ガザ地区は2006年以来、ガザ唯一の発電所と関連インフラが攻撃で破壊されたために、しばしば電力不足に悩まされていました。生徒20万人を受け入れるため、ガザにある学校の70%が毎日2交代制で授業を行っています。電気は1日に8時間から12時間しか使えず、学校、病院の緊急治療室、産婦人科病棟、地域ビジネスなどに深刻な影響を与えています。バシール・エル・レイ女子高校の校長は「電気は命そのものです。多くの親は、学校で発電機を買ってほしいといいますが、発電機を買っても燃料費を賄うことは不可能です。それに、騒音や環境への影響も心配です」と指摘します。

しかし、ガザは年間日照日数が320日もあり、再生可能エネルギーを活用するにはうってつけです。国連開発計画(UNDP)は「再生可能エネルギー創生プロジェクト」の一環として、OPEC国際開発基金と協働して、ガザの学校、保健センター、浄水所などに太陽光発電装置を設置しました。2交代制で1800人の女子生徒を教育するバシール・エル・レイ女子高校にも、太陽光発電パネルが取り付けられ、生徒たちは今年の冬は寒く暗い教室で勉強せずにすむことを期待しています。

ガザでは、約41%の若者が慢性的な失業状態にあります。つまり、ガザの教育を強化することは若者が仕事を見つけることにもつながります。若者の中でも男性より女性の方が弱い立場にあり、家族を支えるために学校をあきらめて働きに出る生徒も多いのが現状です。学校に電気を供給することで、生徒、特に女子生徒が能力を高める機会を維持できるようになります。これも重要な開発事業の一つなのです。

ハイライト

  • ガザでは、約41%の若者が慢性的な失業状態にあります。つまり、ガザの教育を強化することは若者が仕事を見つけることにもつながります。
  • 生徒20万人を受け入れるため、ガザにある学校の70%が毎日2交代制で授業を行っています。
  • UNDPは「再生可能エネルギー創生プロジェクト」の一環として、OPEC国際開発基金と協働して、ガザの学校、保健センター、浄水所などに太陽光発電装置を設置しました。2交代制で1800人の女子生徒を教育するバシール・エル・レイ女子高校にも、太陽光発電パネルが取り付けられ、生徒たちは今年の冬は寒く暗い教室で勉強せずにすむことを期待しています。

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