【ケニア】緩速ろ過装置および水質浄化剤を活用した「浄水・農業振興ビジネスモデル」の開発

 Photo: Nikken


1. 
緩速ろ過装置と点滴灌漑を活用した「浄水・農業振興ビジネスモデル」の開発

パートナー企業:株式会社ウェルシィ
プロジェクト実施国・時期:ケニア 2013年

ケニア東部州マチャコス県の約40世帯からなるコミュニティに、ウェルシィ社 のメンテナンスが容易な緩速ろ過装置を 設置。近隣の運河から引いた水を浄化し、地元住民が 近隣の人々に販売して現金収入を得る「浄水ビジネスモデル」を開発しました。

また、水のろ過に活用した活性炭を土壌改良剤として再利用し、点滴灌漑(少量の水で効率的に農作物を栽培できる)設備も導入することによって、農業用水の効率的利用や付加価値の高い葉物伝統野菜の収量増加を図っています。これにより、収穫した農作物を住民が近隣の市場に販売して現金収入を得る「農業振興ビジネスモデル」も開発しました。

今後、現地の部材を活用し、浄水装置を製造することが計画されています。

2. 水質浄化剤を活用した安全な水の提供と「浄水および浄化剤販売ビジネスモデル」の開発

パートナー企業:日研株式会社
プロジェクト実施国・時期:ケニア 2013年

「クリンカ205」は銀系抗菌剤を添加した塗料を砂に塗布した、日研の水質浄化剤で、水の中に数時間漬けておくことによって、水を殺菌することができます。この「クリンカ205」を家庭での使用、水の販売を目的とした大きなタンクでの使用など、浄水する水の量に合わせてパッケージ化し、ケニア東部州マチャコス県のコミュニティで、浄化剤の有効性を検証しました。その結果、「クリンカ205」はこの地域の水の浄化に適していることが検証されました。

さらに、現地の社会起業家やキオスクを通じた浄化剤の販売ビジネスモデルを検証しました。「クリンカ205」は繰り返し使用でき、1年間以上有効であることから、すでに存在する浄化剤と比較しても、相対的に安価な価格で、水本来の味やにおいを変えることなく、地元の人々にきれいな水を提供できることが検証されました。

今後、地元の砂等を活用し、現地で水質浄化剤を生産することも検討されています。

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