【エクアドル】ヤスニ地区の手工芸生産者の人材育成と商品開発

 チャンビラヤシのバッグを編んだワオラニ族の女性たち Photo: Andes Fashion


パートナー企業: 株式会社良品計画
プロジェクト実施国・時期: エクアドル 2013年~2014年

地球上で最も生物多様性に富んだ地区のひとつである、エクアドルのアマゾン地域東部に位置するヤスニITT地区。その自然を守るために、この地区での石油採掘を放棄する代わりに国際社会に寄付を呼びかけた「ヤスニITT信託基金」の趣旨に賛同し、良品計画(MUJI)は、2011年12月、20万ドルを拠出しました。

これをきっかけに、国連開発計画(UNDP)と良品計画の連携が始まり、エクアドルのアマゾン地域に住む人々の生活の向上を目的に、現地の自然素材を使った商品を世界の市場で通用するようなデザインと品質に改良し、生産者の生産管理能力を向上するプロジェクトを2013年に開始しました。

現地NGOのCamari(カマリ)と連携して、現地で生産できる商品や生産者グループの調査を行った結果、ワオラニ族の女性による、現地に多く生えているチャンビラヤシの葉を乾かして繊維にしたものを編んだシグラバッグ※の生産を支援することに決定しました。良品計画によってデザインが改善されるとともに、編み方の統一などが指導され、Camariによって品質管理と生産指導がされてでき上がったバッグは、生産者直送品を販売する良品計画のネットストア「Found MUJI Market」で、2014年7月に発売されました。

ワオラニ族の女性達は、このバッグの生産を通じて、指定されたとおりの品質を守る重要性や納期を守るための生産管理の重要性などを認識するようになり、自分たちの商品が遠く離れた日本の消費者に届いたことをとても喜んでいました。バッグの販売でワオラニ族の女性達が得た現金収入は、子どもの教育費に充てられたり、生産設備の拡大などに使われたりする予定です。

また、アマゾン地域で生産された商品が日本で販売されることによって、この地域に住む人々の生活に日本の消費者の目が向けられ、ひいては、アマゾン地域の自然保護につながることも期待されます。


※シグラバッグ:エクアドルの女性が日用品の持ち運びや、農産物を運ぶのに使用してきた伝統的な肩掛けのかばん。リュウゼツランやヤシの葉の繊維を編んで作られる。

 

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