カンボジア:HIVポジティブの女性たちの起業を通じたエンパワーメント

 PHOTO: UNDP Asia Pacific Regional Centre

自分自身や夫がHIVに感染している女性たちが生計手段を確保することは、偏見や差別のため、また多くの場合、仕事の経験や技術を持たないため、極度に困難であると言えます。この問題に対応することを目的として、日本政府からの資金提供を受けた国連開発計画(UNDP)はプノンペンのドレス縫製工場(MDSF)を支援するプロジェクトを実施しています。このプロジェクトの特徴は、MDSFがHIVに感染しているカンボジア人女性の手で運営されていること、雇用機会の他にも偏見、差別、失業を心配せずに生活や健康について気軽に話し合える環境を提供していることです。

MDSFは持続可能な社会事業として、HIVに感染している多くの女性に職業機会を提供するという明確な目標を掲げ、製品の品質向上とブランド化、有名デザイナーや有名モデルとの契約にも成功しました。MDSF製品は「Women Empowered」の略である「WE」というブランド名で日本、イギリス、カナダ等に輸出・販売されるようになりました。2007年には紺野美沙子親善大使が本工場を訪問しています。MDSFはHIVに感染した女性が社会で生産的な役割を担えることを証明し、世界中で苦しんでいるHIVポジティブの女性に対し希望を与えるものとなるでしょう。

冊子『日本・UNDPパートナーシップ』(2010年10月)より

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