平和と安定の促進

 ウガンダ:被害者に会いに行くため茂みをかき分け歩く「平和の輪」 のメンバー PHOTO:UNDP Uganda

平和を継続させるためには、主要なアクターが、派閥や宗派を越えて協力するための能力を身につけ、話し合いの場や制度を利用できるようになる必要がありま す。従って、UNDPの紛争予防や紛争の再発予防の取り組みの大半は、あらゆる人々の参加のもとで対話を通して紛争に対処することを目指した、地域社会と 政府との活動となっています。またUNDPは、危機の影響を受けたコミュニティー、家族、元戦闘員や彼らの後方支援要員、国内避難民、現地ならびに国際社 会の多様なパートナーとも協働しています。UNDPは彼らとともに、特に雇用創出や所得創出活動のための環境整備を通して、持続可能な生活の回復に向けた 能力強化に取り組んでいます。

◆ウガンダにおける平和と復興
北ウガンダでは、復興と避難民の再定住の促進を目指したプログラムのもと、「神の抵抗軍(LRA)」による被害を受けた地域で、平和構築や紛争解決の研修 を受けた若いボランティアたちが、土地を巡る紛争の解決や家庭内暴力の抑制のための支援を行いました。このプログラムによって2009年から2012年の 間に、「平和の輪」のリーダーたちの1,090人に及ぶネットワークを通じて、2,288件のコミュニティー内の紛争が解決されました。また、村の預金組 合への支援を通して、3,335人が小規模ビジネスを起業し、農地面積を増加させ、必要な救命救急措置を受け、学校に授業料が支払えるようになりました。 さらに、合計で12,578人の農民(うち半数は女性)が、より優れた農業技術や農法に関する研修を受け、種や肥料を入手する機会を得ました。このプロ ジェクトにより家庭でも、農地拡大に加え、自家消費、販売、次の作付けに十分な量の食料を生産することができるようになりました。このプロジェクトは、国 連人間の安全保障基金から資金を受け、UNDP、世界保健機関(WHO)、世界食糧計画(WFP)が実施しています。

◆シエラレオネにおける平和的選挙
2012年11月、シエラレオネでは、大統領、国会議員、市長、そして地方議員が新たに選出されました。この一連の選挙は、平和的で信頼性が高く、多くの 人々が参加できたものとして、高く評価されています。この複雑な選挙は、残虐な内戦の終結から10年目を迎えたシエラレオネにとって、重要な節目となりま した。シエラレオネの国家選挙管理委員会(NEC)は、UNDPが管理し国連チームにより実施された「選挙サイクル支援事業」の支援を受け、投票プロセス を管理しました。この事業では、能力構築と技術支援、有権者教育、有権者参加、紛争管理に焦点をあてました。この事業によって、170人のNEC 職員や委員が研修を受け、270万人の有権者登録を行うとともに、初めて生体認証のツールとプロセスを使って有権者カードを印刷し全国に送付することがで きました。またUNDPは、NECによるより効率的な地域集計センターの設置を支援したことに加え、シエラレオネに投票箱を38,000個、二重投票防止 用の消えないインクを36,000本、投票箱に封をする密封剤を100万個送り届けるという、重要な物流の後方支援の役割を果たしました。

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