近藤哲生UNDP駐日代表からのご挨拶

2014/01/27

近藤哲生UNDP駐日代表

この度本年1月1日付で駐日代表に就任しました近藤哲生です。

国際社会では現在、ミレニアム開発目標(MDGs)が2015年に達成期限を迎えるのを前に、MDGsに続く新しい開発目標、「ポスト2015開発アジェンダ」が協議されています。途上国の開発をめぐる環境はこの十数年間に大きく移り変わっており、新しい開発目標では、国連機関もその役割を柔軟に見直し、新しい協力の方法を提示していくことが求められるでしょう。

私はこの重要な時期に、国連開発計画(UNDP)駐日代表の職に就く責任の重さを感じるとともに、日本の皆様とともに仕事に臨めることを大変嬉しく思います。日本はここ5年間続けてUNDPの最大のドナー国(支援国)であり、連携分野や国・地域も多岐にわたります。私は在任中、日本とのパートナーシップをさらに深化させ、世界の発展と繁栄に貢献すべく尽力いたします。そしてUNDPが日本政府の信頼できるパートナーとして、特に以下の3つのテーマにおいて連携をさらに強化して、課題の解決と世界の人々の幸福つくりに貢献したいと思います。

1つ目は「強靭な社会づくり」です。東日本大震災以降、日本では防災対策が強化されていますが、災害に強い社会づくりは国際社会共通の課題です。来年3月に仙台で開催される第3回国連防災会議では、中長期的な取り組み方針が決議される予定です。UNDPは毎年150億ドル以上を充てて60か国以上で防災と復興を支援しています。私自身もイラク、タイ、東ティモール、コソボ、チャドなどで危機予防と復興に携わってきたことから、UNDPが持つ途上国の知見を最大限に活かして国際的な議論と具体的な取組みに貢献していきます。また日本の被災地の人々の貴重な経験を広く国際社会に発信するお手伝いをしてまいります。

2つ目は「女性のエンパワーメントとジェンダーの平等の推進」です。安倍総理が重点政策のひとつとして掲げられている女性の活躍は開発支援においても極めて重要なテーマです。UNDPは全世界で女性を支援し、ジェンダーの平等を推進している経験を活かし、市民社会とも協力しながら、国内外に向けて具体的な施策を提案していきます。

3つ目は「『ポスト2015開発アジェンダ』時代の日・UNDPパートナーシップの強化」です。「ポスト2015開発目標」の内容はまだ協議中ですが、MDGsで進捗が遅れている国際保健、すなわち皆保険制度の遅れや高齢化などの問題、拡大する不平等の是正はガバナンス面での国際社会の共通課題として認識されています。こうした古くて新しい課題についても積極的に関与し、日本とUNDPの強みを活かした貢献を推進していきます。

私は日本には国際社会の発展に貢献できる大きな力があり、UNDPとの連携によって更に大きな成果をあげられると確信しております。日本の皆様には今後も引き続きUNDPへのご支援をお願い申し上げ、私の就任のご挨拶とさせていただきます。

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