ヘレン・クラーク国連開発計画(UNDP)総裁の来日報告(2014年7月23、24日)

2014/07/24

安倍晋三総理大臣(左)とヘレン・クラークUNDP総裁 Photo: UNDP Tokyo/Yukiko Abe


2014年7月23日、24日、ヘレン・クラーク国連開発計画(UNDP)総裁は来日し、日本で18年振りに開催された人間開発報告書2014「人々が進歩し続けるために:脆弱を脱し強靭な社会をつくる」の国際公式発表に安倍晋三総理大臣他とともに出席すると同時に、日本とUNDPのパートナーシップの更なる強化を目的として、日本政府関係者や国会議員と会談・会合を行った他、内外プレスとのインタビューに精力的に応えました。

1.安倍総理大臣表敬、岸田外務大臣との会談
人間開発報告書2014の国際公式発表に先立ち行われた安倍総理大臣への表敬訪問では、日本とUNDPが今後も緊密に連携して開発課題に取り組むことが確認されました。安倍総理は、日本において人間開発報告書が公式発表されることに祝意を述べられるとともに,防災、ポスト2015開発アジェンダ策定,女性のエンパワーメント、人間の安全保障の推進等の重要課題においてUNDPと協力していきたいと言及されました。これに対しクラーク総裁は、今次公式発表への安倍総理のご参加について謝意を表明するとともに、ジェンダー平等や防災といった重要な開発課題について日本政府と緊密に協力していきたい旨応じました。

岸田文雄外務大臣との会談においては,日本政府とUNDPの間で、ミレニアム開発目標(MDGs)の達成,ジェンダー平等、防災、気候変動などの重要課題で協力を更に進めていく点が確認された他、岸田外務大臣より、ポスト2015開発アジェンダにおいて人間の安全保障が指導理念となるよう、UNDPの理解と協力を求めたい旨、また、UNDPにおける日本人職員の増強をお願いしたい旨発言がありました。これに対しクラーク総裁からは,ポスト2015開発アジェンダ策定、人間の安全保障やユニバーサル・ヘルス・カバレッジ等の重要課題につき日本と議論を進めていきたい旨述べました。また、日本政府によるUNDPへの資金拠出に謝意を述べるとともに、今後の資金協力を要請しました。さらに、UNDPによる邦人職員の増強の取組みについて説明しました。

2.人間の安全保障を推進する議員連盟との会合
クラーク総裁は、7月24日に開催された「人間の安全保障を推進する議員連盟」との会合に招かれ、高村正彦同議員連盟会長をはじめとする国会議員の方々と懇談しました。クラーク総裁は、2014年人間開発報告書のテーマである脆弱性と強靭性の点に触れながら、防災やジェンダー平等といった分野での日本との協力の意義や今後の展望等について述べました。これらを踏まえ、出席した議員との間で、ミャンマーや中東・アフリカ諸国におけるUNDPの活動について意見交換を行った他、防災分野での協力のあり方や女性のエンパワーメントの重要性などについて議論を行いました。

3.人間開発報告書2014の国際公式発表
人間開発報告書2014の国際公式発表にはクラーク総裁、安倍総理大臣のほか、ハリド・マリクUNDP人間開発報告書室長、田中明彦JICA理事長が登壇。会場には大使館、政府、メディア、アカデミア、市民社会など多岐に渡るセクターから350人が集いました。クラーク総裁は冒頭スピーチで、「防災と人間の安全保障を世界でリードする国として広く認められている日本で、人間開発報告書2014『人々が進歩し続けるために:脆弱を脱し強靭な社会をつくる』を発表できることを嬉しく思います。また、本日の国際公式発表にご参加いただいた安倍総理大臣にも感謝いたします」と謝辞を述べ、人間開発報告書2014が提起する世界の課題や今後、国際社会に求められる行動について話しました。

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