日本、スーダンの安定と発展に向けた協力を再確認 スーダン副大統領はUNDPによるコミュニティの治安と安定化への取り組みを称賛

2015/11/11

引渡式に出席したハサボ・モハメド・アブデル・ラーマン副大統領、マルタ・ルエダス国連常駐調整官、伊藤大使


スーダンのハサボ・モハメド・アブデル・ラーマン副大統領は、ハルツームのグリーンヤードで「コミュニティ治安・安定化プログラム」の発足を祝う引渡式に臨み、日本とスペインの両国政府によるスーダンの安定化と開発への支援に謝意を表明しました。

西コルドファン、青ナイル両州知事の立ち会いの下、トラクター、揚水ポンプ、製粉機械、モーターボート、三輪車をはじめとする重要な経済資産が、コミュニティ管理委員会の代表に引き渡されました。

コミュニティ治安・安定化プログラム(C2SP)は、スーダンの武装解除・動員解除・社会復帰(DDR)委員会とのパートナーシップにより、国連開発計画(UNDP)が実施するイニシアティブです。

DDRのサラー・アッタイェブ・アワド委員は「このプログラムは、武力衝突に加わっている人々を離脱させるだけでなく、コミュニティがその経済を再生し、こうした人々に生計手段を提供することにも役立っています」と語っています。

武力紛争の被害を受けた6つの州で展開するC2SPは、社会経済インフラ、代替の生計手段を得る機会、および、国境地帯での平和的共存に向けた啓発と協力推進によって自発的な小型武器統制を可能にする環境の整備を通じ、被災コミュニティの強靭性を高めることを狙いとしています。

伊藤秀樹・駐スーダン日本国特命全権大使は、コミュニティによる強靭性構築に役立つものとして、今回のプロジェクトを歓迎しました。

伊藤大使は「私は、1人ひとりの人間の叡智を信じ、コミュニティの平和と開発を推進するうえで重要な若者をはじめ、地域住民の幅広い、積極的な参加を期待しています」と語りました。

マルタ・ルエダス スーダン国連常駐調整官は、日本とスペインに感謝の意を表するとともに、他の開発パートナーに結集を呼び掛けました。そして、UNDPと国連システムはスーダンで、国家の安定と開発の実現に向けた政府と国際パートナーの取り組みの支援に努めていくことを、改めて確認しました。

C2SPプロジェクトのねらいは、南スーダンに隣接する各州の対象コミュニティ93か所の安定、再統合、強靭性および復興に向け、平和の配当を提供できる基盤を整備することにあります。プログラムの社会的狙いは、能力強化と意識啓発にあります。

セルバ・ラマチャンドランUNDPスーダン事務所長は、C2SPが南スーダンに隣接する各州に安定と開発をもたらすうえでカギを握る施策であることに触れました。そして、UNDPは国連の主導的な開発機関として、新しい「持続可能な開発目標(SDGs)」に沿ったスーダンの開発課題への取り組みに対する支援を続けていくことを付け加えました。

南コルドファン、青ナイル、西コルドファン、白ナイルの4州では、すでにプロジェクトの第1段階が開始しています。昨年から試験的に実施されているこのプロジェクトは、雇用、経済再生、安定という点で、すでに具体的な成果を上げています。

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