ヘレン・クラークUNDP総裁の来日報告(2015年11月23日-25日)

2015/11/25

Photo: UNDP Tokyo/Yukiko Abe


2015年11月23日から25日、ヘレン・クラーク国連開発計画(UNDP)総裁は、安倍晋三内閣総理大臣をはじめ日本政府関係者、国会議員および経済界要人と面会するために来日しました。また、この機会に講演を行った他、メディア各社のインタビューを受けました。

1.安倍総理大臣をはじめ日本政府関係者、国会議員との会談
11月25日にクラーク総裁は、アントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官とともに安倍総理大臣を表敬しました。安倍総理は、来年5月に開かれるG7伊勢志摩サミットに向けて、シリアをはじめとした難民問題に対する日本政府の継続的な支援を約束すると共に、持続可能な開発のための2030アジェンダの実施、第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)の成功、および邦人職員増強、日本の協力の可視化において、UNDPとの連携を強化していきたい旨を表明しました。これに対しクラーク総裁より、国連難民高等弁務官との統一見解として、難民問題への対応における人道と開発を一体としたアプローチの重要性を指摘し、また日本政府との共通の重要開発課題の解決に向けて日本と緊密に協力していく事と、その為に必要な資金への日本の貢献に対する感謝の意を述べました。

クラーク総裁は11月24日には木原誠二外務副大臣と会談しました。木原副大臣からは、重要開発課題の解決とイベントについて日本とUNDPとの連携をよりいっそう強化していきたいとの旨が述べられました。それに対し、クラーク総裁からは日本からの支援に対する謝意とともに,日本との連携を強化していきたい旨を述べ、また,日本人職員の増強に向けてさらに協力したい旨を表明しました。

この他、クラーク総裁は、谷垣禎一自民党幹事長および橋本岳自民党外交部会長と個別に会談し、シリア難民問題をはじめとした重要課題に関して意見交換を行うとともに、日本政府によるUNDPへの今後の支援への理解を要請しました。さらに北岡伸一JICA理事長と会談を行い、重要開発課題の解決に向けて、JICAとUNDP間の協力を一層強化していきたい旨を表明しました。

2.慶應義塾大学での講演
クラーク総裁は11月24日、慶應義塾大学で「私たちの望む世界:2030年にむけた持続可能な開発と若者のリーダーシップ(The World We Want: The Sustainable Development Goals and Youth Leadership)」をテーマに講演しました。総裁は、変革の担い手としての若者が持つエネルギー、楽観主義、斬新なアイディアが不可欠で、持続可能な開発のための2030アジェンダの実施において若者の参加が非常に大事であると述べました。質疑応答においては参加者から積極的に質問が出て、クラーク総裁はそれらに丁寧に答えました。

3. 経済界・市民社会との対話
クラーク総裁は11月24日に経済同友会の小林いずみ副代表幹事および御立尚資副代表幹事と会談し、官民連携、持続可能な開発のための2030アジェンダビジネス行動要請(BCtA)など今後のパートナーシップについて意見交換を行いました。

またクラーク総裁は同じ日に、UNDP駐日代表事務所主催のレセプションに参加しました。日本とUNDPのパートナーシップ等をテーマにスピーチを行い、逢沢一郎衆議院議員、中山恭子参議院議員、有馬利男グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワーク代表理事をはじめ、官民、アカデミア、市民社会など幅広い関係者と歓談しました。

UNDP Around the world

You are at UNDP Tokyo 代表事務所
Go to UNDPグローバル