バングラデシュにおけるテロ襲撃事件に関して

2016/07/05

国連開発計画(UNDP)は、このたびのバングラデシュ・ダッカで発生したテロ襲撃事件に巻き込まれた被害者のご家族、バングラデシュ政府、国民に対し、深い哀悼の意を表します。また、負傷された方々の一刻も早いご回復をお祈り申し上げます。

潘基文国連事務総長が既に言及したように、私たちは今回の事件の背景にいる者が特定され公正に処罰されることを望んでいます。国連は、このような脅威に晒されたバングラデシュを断固として支援するとともに、このようなテロ行為を防ぎ、立ち向かうための地域および国際的な連携強化の必要性を訴えます。

国連事務総長は、国連があらゆる形態の暴力的過激主義を回避するための協力を惜しまないことをバングラデシュ政府に確約しました。

テロ襲撃事件の日本人被害者8人のうち1人は、2013年2月から5月にかけて、UNDPアジア太平洋州事務所(在・バンコク)のミレニアム・キャンペーン部門でインターンとして勤務した下平瑠衣さんでした。当時、同事務所で下平さんの直属上司だった塚原奈々子元UNDP職員が下記のコメントを寄せました。

「下平瑠衣さんは、彼女がインターンとして私たちのUNDPアジア太平洋州事務所に着任した当時、大変優秀な大学院生で、国連の開発活動について積極的に学び実践的な経験を積もうとしていました。彼女はいつも明るく礼儀正しく、またエネルギッシュで懸命に業務に取り組んでいました。彼女との仕事は楽しかっただけでなく、若いながらも開発に携わる非常に明確な将来のビジョンを持っていたことが印象的でした。彼女がインターンに応募したのは、国連の開発実務がどのようなものかを学びたいと思っていたからです。当時、彼女は大学院を修了する直前で、就職の選択肢を考えていました。UNDPでのインターンが終了した後も、彼女は度々自身の仕事の進捗や取り組んでいたプロジェクトにかける情熱や喜びを私に知らせてくれていました。私は、彼女が堅実にキャリアを積み、自分の仕事に大きなやりがいを感じている様子を喜ばしく思っていました。彼女を失ったことは、開発コミュニティにとって大きな損失です。彼女のように開発に情熱を持つ人は必要とされているのです。下平さんのような明るい未来を期待されていた人が、あのような卑劣な行為で尊い命を落とさざるを得なかったことへの深い悲しみと怒りは、とても言葉では言い表せません」

UNDP駐日代表事務所からも、バングラデシュのテロ襲撃事件で亡くなられた方々とご遺族に心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。バングラデシュの開発のために尽力されていた気高いご遺志を心に刻み、平和と開発に取り組んで参ります。

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