シグリット・カーグ国連開発計画(UNDP)対外関係・アドボカシー局長、シマ・サミ・バホスUNDPアラブ局長他の来日報告

2012/11/16

風間直樹外務大臣政務官を表敬訪問するカーグ・対外関係・アドボカシー局長(右)とバホス・アラブ局長(左) Photo: UNDP Tokyo/Yukiko Abe


【2012年11月13日-15日】
シグリット・カーグ国連開発計画(UNDP)対外関係・アドボカシー局長ならびにシマ・サミ・バホスUNDPアラブ局長他は、2012年11月14、15日に開催された外務省との戦略政策対話に出席するため訪日しました。本レポートでは戦略政策対話の概要とミッションの足取りの一部をお届けします。

戦略政策対話の概要
11月14日(水)及び15日(木)、外務省において、第2回日本・UNDP戦略政策対話が開催されました。本対話は、2011年より日本とUNDPの開発支援に関する政策調整や共通の重点分野・地域における連携を更に促進するために行われています。本対話には、UNDP側からカーグUNDP対外関係・アドボカシー局長ならびにバホスUNDPアラブ局長他が、外務省側から石井地球規模課題審議官、岡中東アフリカ局審議官、和田国際協力局参事官他が出席しました。

対話の中では、2015年以降の開発目標の枠組み、グリーン経済、気候変動、防災分野、官民連携、効果的な開発協力のためのグローバル・パートナーシップ、南南協力等における活動や方向性について議論が行われました。地域別の対話においては、アフガニスタン及び周辺国、ミャンマー、アフリカならびに「アラブの春」後の中東・北アフリカ地域における開発上の課題や支援策について意見交換を行いました。

風間外務大臣政務官への表敬訪問
11月14日(水)の風間直樹外務大臣政務官への表敬訪問では、風間政務官より、防災の重要性が強調され、この分野でのUNDPとの更なる協力を期待する旨発言がありました。また、来年開催されるTICAD Vについても、成功に向け協力していきたい旨が述べられました。カーグ局長からは、TICAD Vを含め様々な開発課題において日本との協力の一層の強化に努めたい旨を述べました。また、バホス局長より、日本政府からの中東・北アフリカ支援に対する謝意が表されました。

JICAとの意見交換
11月15日(木)午後にはJICAを訪問し、渡邉理事、山田企画部長、肥沼中東・欧州部長ほかとJICAとUNDP間の共通の開発課題、重点地域における支援のあり方等について意見交換を行いました。外務省での戦略政策対話を踏まえ、中東・北アフリカ等の現場での連携強化が見込まれる分野・地域について更に突っ込んだ議論が行われました。また、南南協力に関し、11月19日からウィーンにて開催される南南協力EXPO 2012や、ブラジルの南南協力・三角協力管理能力強化事業等におけるJICAとの協働について意見を交わしました。

大野元裕参議院議員への表敬訪問
11月16日(金)、バホス局長は中東に造詣の深い大野元裕参議院議員を表敬訪問し、UNDPのアラブ地域における活動について説明し、意見交換を行いました。大野議員よりはUNDPが支援を必要としている人々に対し、幅広い分野で活動していることを評価する旨の言及がありました。バホス局長からは中東の現状を説明しつつ、UNDPの活動、とりわけ体制移行期にある中東地域における人間開発を推進するための活動に対する日本政府からの支援に謝辞を述べました。

UNDP公開セミナー : 「ポスト・アラブの春~中東・アラブ地域における開発支援の現状と可能性~」開催
バホス局長は11月16日(金)、JICA研究所で、UNDP駐日代表事務所が主催した公開セミナー「ポスト・アラブの春-中東・アラブ地域における開発支援の現状と可能性」において、基調講演と、パネリストとしてパネルディスカッションに参加しました。基調講演では、アラブ地域において過去2年間の政治的な変化の裏にある開発課題を指摘するとともに、同地域でUNDPが実施するガバナンス強化、雇用創出政策などの具体的な取組みを紹介しました。パネルディスカッションでは、「アラブの春」の引き金となった若者を「機会」や「資産」として捉える開発支援のあり方や、女性、子ども、若者などの「人間開発」の必要性などを訴え、会場も交えて活発なディスカッションを行いました。 

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