シマ・バホス国連開発計画(UNDP)アラブ局長来日報告(2014年5月19~21日)

2014/05/21

経団連国際協力委員会の矢野共同委員長(左)とバホスUNDP局長 Photo: UNDP Tokyo/Yukiko Abe

シマ・バホス国連開発計画(UNDP)アラブ局長は、519日から21日にかけて来日しました。局長就任以来、2度目となる本来日において、バホス局長は、アラブ諸国におけるUNDPと日本の更なるパートナーシップ強化に向け、各方面との会談を精力的に行いました。概要は以下の通りです。

1. 自民党 伊藤信太郎衆議院議員、民主党 大野元裕参議院議員との会談
バホス局長は、国会議員と会談し、日本のこれまでのアラブ諸国におけるUNDPの活動に対する一層の理解と支援を要望しました。

伊藤信太郎衆議院議員との会談では、特にアラブ諸国における教育や雇用機会創出といった若者への支援のあり方について意見交換を行いました。また、大野元裕参議院議員との会談においては、同議員も所属する参議院政府開発援助等に関する特別委員会の関心事項として援助の成果をきちんと出すことの重要性等が指摘され、バホス局長からは、アラブの春やシリア危機を受けたシリア及び周辺国支援についてのUNDPの取り組み等について説明を行いました。

2. 外務省 上村司中東アフリカ局長ならびに香川剛廣地球規模課題審議官(大使)、JICA加藤宏理事との会談
上村司中東アフリカ局長との会談においては、アラブ諸国における日本とUNDPのパートナーシップの更なる強化の方策、特に人道支援から持続的開発への切れ目のない支援を推進するUNDPの役割につき議論するとともに、シリアならびに周辺国やパレスチナに対する協力のあり方や、湾岸諸国との開発における協力等について意見を交換しました。また、香川剛廣地球規模課題審議官(大使)との会談では、アラブ諸国への支援の中でも、特に防災、青年、ジェンダー支援といった観点も踏まえ、日本とUNDPとの間の更なる協力強化の方策等につき、協議しました。

また、加藤宏JICA理事ならびにJICAアフリカ部、中東・欧州部関係者との会談では、主にソマリアやパレスチナ、シリアならびに周辺国における両機関の支援方針と今後の協働の可能性につき、意見交換が行われました。

3.日本経済団体連合会 矢野薫国際協力委員会共同委員長との会談
日本経済団体連合会(以下「経団連」)では、国際協力委員会の矢野薫共同委員長と面談し、アラブ諸国の開発の現状と民間セクターとの連携について幅広く意見交換しました。多くの国々で喫緊の開発課題となっており、アラブ地域の安定の鍵をにぎる若年層の雇用や社会参画は、UNDPが来春刊行する予定のアラブ人間開発報告書のテーマでもあることから、今後も継続的に意見交換することになりました。また民間セクターとの連携では、ビジネスを通じた開発協力が重要であるとの考えに基づき、幾つかのアラブ諸国の政府関係者が日本の政財界に政策ビィジョンを示すダイアローグの機会を作ることも検討していくことになりました。国際社会にとっても重要であるアラブ諸国の安定と発展のために、経済界も参画した取り組みが広がることが期待されます。

4.京都大学大学院総合生存学館思修館における講演と小寺秀俊京都大学副学長との会談

京都大学大学院総合生存学館(思修館)では、「激動の時代に強靭性のある開発を:アラブ地域におけるUNDPの活動」をテーマに特別講義を行い、続いて教授ならびに大学院生約80人と、青年、ジェンダー、民主化支援、平和構築における国連機関の役割などについて、活発な質疑応答を行いました。特別講義に先立ち、小寺秀俊京都大学副学長との会談では、アラブ地域における若者の教育やエンパワーメントについて意見交換が行われました。

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