2万4000人がサッカー・チャリティー試合「貧困との闘い (Match Against Poverty)」を観戦

2011/12/13

『貧困との闘い』のために結集


第9回目となるサッカー・チャリティー試合「貧困との闘い(Match Against Poverty)」が12月13日、ドイツのハンブルクで開催され、5対4で国連開発計画(UNDP)チームが地元のサッカークラブチーム・ハンブルガーSV (HSV)を破りました。この試合は、2万4000人以上が観戦し、世界25か国以上で生放送されました。

この試合は、UNDPの親善大使を務めるロナウド、ディディエ・ドログバ、ジディーヌ・ジダンが、現役または引退したサッカー界のスター選手を募り、HSVの本拠地・アイエムテック・アリーナで開催しました。試合収益は、飢饉、干ばつ、紛争、食糧価格の高騰で1300万人以上が苦しんでいる「アフリカの角」と呼ばれるアフリカ北東部へ寄付される予定です。

試合後半にゴールを決めたロナウドは「世界中のスポーツファンがアフリカ支援のために結束し、支援活動に参加するというのは本当に素晴らしいことで、励まされます」と語りました。UNDPチームにはロナウド選手の他、クリスティアン・カランブー、ファビオ・カンナヴァーロ、ラバー・マジェール、ジーダらが参加しました。

現在、スペインのクラブ・チーム、リアル・マドリードでスポーツディレクターを務めるジダンは「サッカー・チャリティー試合『貧困との闘い』は、普通の試合以上の意味を持ちます。これは世界的な貧困撲滅活動の一環です」と話しました。

試合収益金の全てが、ジブチ、エチオピア、ケニア、ソマリアでの人道支援や復興支援活動に充てられる予定です。国連はこれらの国々で、(現在の危機対応のために)食糧援助、水、保健サービスの提供、避難所の設置など緊急支援活動を行う一方、長期開発計画に取り組んでいます。

スポーツ分野で、開発と平和に関する国連事務総長特別顧問を務めるウイルフレッド・レムケ氏は、国連事務総長の代理として「今日試合の収益金は、『アフリカの角』で支援を必要としている約1300万人のために使われます。サッカー選手、国連とスポーツ界がより良い世界を築くために一体となり、嬉しいです。『貧困との闘い』は、世界的な『貧困との闘い』をリードするイベントになりました」と話しました。

シグリッド・カーグ国連事務次長補兼UNDP対外関係・アドボカシー局長は「『貧困との闘い』は、スポーツと人間性の最も良い(連携)事例です。選手と観客は、アフリカの角で苦しむ人々のために『一つのチーム』となりました」と話しました。

HSVのカール・ジャーチョウ会長は、自身とチームはすべての資金を「アフリカの角」に寄付すると話した後、「アフリカの深刻な問題のために、UNDPと一緒に試合を開催できて大変光栄です。ハンブルクはスポーツを通して世界と繋がってきました。『貧困との闘い』は、我々のチームやコミュニティーが持つ価値観と完全に一致した活動です」と話しました。

過去8回開催された「貧困との闘い」の収益金は、途上国27か国以上に恩恵をもたらしており、前回は2010年に発生したハイチで大地震とパキスタンの洪水からの復興支援活動にあてられました。

サッカーに関連するその他のキャンペーン
漫画「 Score the Goals」
32ページにわたる漫画教材で、ロナウド、ジダン、ドログバらサッカー界の10人の親善大使が登場する。国連の活動支援を目的とするオールスターのサッカー・チャリティー試合に向かう船が難破し、辿り着いた島で選手たちは、救出までの過程で8つのミレニアム開発目標(MDGs)に取り組むというストーリー。

Kick Out Poverty
ジダンとドグロバが、世界中の人々に対して貧困撲滅のための「チーム」に参加を促す、多言語の公共広告。2010FIFA ワールドカップ?の際にこの映像がテレビ放映された。

Team to end Poverty
一般の人々が貧困削減活動に参加するよう企画されたグローバルなコミュニケーション・パートナーシップのイニシアティブ。ロナウドやジダンなど多くの著名人からの支援を受けている。彼らはUNDPが掲げる理念のために時間、労力、資金面で支援に力を注いでいる。

過去に開催された「貧困との闘い」の概要と結果

2010年(ギリシャ・アテネ):ハイチ、パキスタンの復興支援のために54万ドルの収益
2010年(ポルトガル・リスボン):ハイチ支援のために76万ドルの収益
2008年(モロッコ・フェズ):東ヨーロッパ、アジア、アフリカ、ラテンアメリカでのプロジェクトのために18万ドルの収益
2008年(スペイン・マラガ):3万人のファンが結集
2007年(フランス・マルセイユ):ジダンとその仲間チームが勝利する
2005年(ドイツ。デュッセルドルフ):エチオピア、モルディブ、ブルキナファソ、コロンビア、コンゴ、キューバでのプロジェクトのために45万ドルの収益
2004年(スペイン、マドリード):ハイチのために2000ドルを収益
2003年(スイス、バーゼル):初めて開催された「貧困との闘い」。約100万ドルの収益

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