生計向上で地域のエンパワーメントへ-UNDP、南スーダンのレイク州ミングカマン市場を地元に引き渡し

Thu May 21 00:00:00 EDT 2015

レイク州アウェリアル郡ミングカマンで、市場の引渡しを祝う女性たち

【2015年5月19日、南スーダン・レイク州ミングカマン】
中満泉・国連開発計画(UNDP)危機対応局長は本日、南スーダン・レイク州ミングカマンで、48区画あるコミュニティ市場の引渡式に出席しました。

この市場整備プロジェクトは、ミングカマンの国内避難民(IDPs)、その受入れコミュニティ、郡のリーダーたちとの間で国連開発計画(UNDP)が実施した評価と協議を受け、早期経済復興を支援する目的で実施されています。プロジェクトは、地域密着型のアプローチにより、IDPsと受入れコミュニティの対立緩和も狙いとしています。現地のコミュニティが、UNDPと人道機関「ナイル・ホープ」からの支援を受けて建設した市場は192の商業用区画で、地域経済のエンパワーメントと早期の生計復興を図ります。

中満局長は「UNDPは、コミュニティ・レベルで強靭なインフラを整備し、生計復興のために雇用機会を創出することで、包括的な開発を推し進めます。この市場は、地域ニーズの共同評価に基づく私たちの達成目標を示す良い例です」と語りました。

中満局長と一緒に開設式に出席したトビー・ランザー 国連南スーダンミッション(UNMISS)国連事務総長特別副代表、南スーダン国連常駐調整官兼国連開発計画(UNDP)常駐代表は「今回のプロジェクトの主旨は、零細ビジネスが繁盛する環境づくりを支援することです。現地の生産と交易を強化するとともに、最終的には家計所得を増やし、自営の事業主を創出します。プロジェクトで生まれた所得によって、家庭のニーズを満たし、零細ビジネスを立ち上げるための少額貯蓄を可能にします」と指摘しました。

市場建設では、すでに182人の住民に対し3か月以上の緊急雇用を生みました。今後は、市場の維持や改修、将来的な拡張に向けて利用料を徴収し、住民が自立することを目指しています。IDPsと受入れコミュニティ双方の代表からなる現地運営委員会も結成され、市場の管理にあたります。

デニー・トング アウェリアル郡長官は「UNDPにミングカマンの市場を建設していただき大変嬉しく思います。アウェリアル郡に暮らすIDPsと受入れコミュニティが直面する多くの課題の根底には、機会不足があります。経済が縮小し続けているため、IDPsが必要とする仕事や機会を十分に提供できないのです。この市場は、アウェリアル郡の住民とIDPsがともに、現在の経済的困難を克服するきっかけとなるでしょう」と話します。

 

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