UNDP、緑の気候基金の支援を受け、マラウイとモルディブで 喫緊の気候変動適応の課題に対応へ

2015/11/06

Photo:UNDP Maldives


マラウイとモルディブにおける喫緊の気候変動適応課題に取り組む2件の国連開発計画(UNDP)プロジェクトに対し、緑の気候基金(GCF)による計3590万ドルの資金援助が、今週承認されました。

緑の気候基金(GCF)は、国連気候変動枠組条約に基づき、開発途上国における低排出技術と気候変動に対する強靭性を強化するために設立されました。2015年11月時点で、基金は38の政府から102億ドルに上る拠出誓約を取り付け、うち58億ドルについては、拠出協定への署名が行われています。

UNDPが今般資金援助を申請したモルディブとマラウイのプロジェクトは、気候変動に起因する水不足へ対応し、人々の気候変動のショックへの備えや適応を高度に改良された気象情報の提供を通じて支援するものです。

マラウイとモルディブはともに、過去数年間にわたって気候変動の影響を受けてきたため、UNDPは両国のコミュニティや政府と連携し、とりわけ遠隔地に暮らす住民にとって持続可能な解決策を模索してきました。マラウイのプロジェクトは、GCFからの拠出1230万ドルを含む総額1630万ドルの取り組みで、近代的な気候情報と早期警報システムを活用し、人命救助と農業を基盤とする生活の保護を図るものです。モルディブのプロジェクトは、GCFからの拠出2360万ドルを含む総額2820万ドルの取り組みで、脆弱なコミュニティによる気候変動に起因する水不足への対応を支援します。モルディブでは、10万人以上が乾季にきれいな飲み水を得られることが見込まれ、マラウイでは、300万人以上が気候変動適応のための早期警報システムから恩恵を受けると見られています。きれいな水と衛生設備の普及は、持続可能な開発のための2030アジェンダを構成する17のグローバル目標の1つでもあります。

マグディ・マルティネス・ソリマンUNDP総裁補兼政策・プログラム支援局長は「緑の気候基金(GCF)の発展に向けて大きな一歩を踏み出した同基金理事会に対し、UNDPはお祝いの言葉を送ります。来月パリで開かれる国連気候変動パリ会議(COP21)に先立って、GCFは本格的な運営を開始し開発途上国に対して資金を供与することを示しました。UNDPは、GCF第1期プロジェクトのパートナーとなれたことを誇りに思うとともに、この先駆的なプロジェクトをマラウイ、モルディブ両国の政府と協力して実施できることを楽しみにしています」と語りました。

緑の気候基金(GCF)理事会は、後発開発途上国(LDCs)、小島嶼開発途上国(SIDS)、アフリカ諸国をはじめとする国や地域、国際社会を代表する機関から受けた申請の中から、8件のプロジェクトを採択し、総額1億6800万ドル相当の資金拠出を承認しました。GCF事務局には、今回の第1期資金拠出申請期間中に総額15億近くに上る37件のプロポーザルが提出されており、この需要は今後も大幅に拡大すると見られています。次回の資金拠出申請は2016年初頭の予定です。

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