UNDP、ジカウイルスの対応へ

2016/02/02

蚊の侵入を防ぐためにスプレーを噴射。Photo: UNDP

【2016年2月1日、ニューヨーク】
国連開発計画(UNDP)は、蚊を媒介として感染するジカウイルスと関連があると疑われる小頭症とその他の深刻な神経障害の発生に対して、世界保健機関(WHO)が主導する国際的な対応策に参加する体制を整えました。

ヘレン・クラークUNDP総裁は「現在、拡大しているジカウイルスの蔓延は、特にウイルスが個人、家庭、コミュニティに影響を及ぼし、開発に対しても潜在的に影響を与えるという点で人々は非常に心配をしています」と話します。

WHOは「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態 (Public Health Emergency of International Concern:PHEIC)*」 を宣言しました。

ジカ熱は、チクングニア熱、デング熱、黄熱病を伝染させるものと同種の蚊を媒介とし、現在アメリカ、アフリカ、アジア地域で拡大しています。ジカ熱は、これまで軽度の病気と認識されていましたが、ブラジル国内だけで4000件以上報告されている先天性異常を持つ子どもの誕生と関連する疑いがあるとして警戒されています。

ヘレン・クラークUNDP総裁は「蚊を媒介とする病気の蔓延を防ぐ最も有効な方法の一つは、当然のことながら、それを蔓延させる蚊を抑制することです。効果的に蚊を抑制するには、保健部門内での対策だけでなく、衛生施設、生活環境の向上、安全な農法の促進、保健サービスへのアクセスの壁を取り除くことが求められます。長期戦略としては、男女平等の推進、教育の改善及び環境劣化への対応が重要となるでしょう」と述べました。

政策分析は、都市農業、住宅、男女不平等及び教育の慣行等の問題が脆弱性に与える影響を明らかにします。UNDPは、要請に応じて政府を支援する準備があり、健康への脅威に立ち向かうため、この種の多部門にわたるアプローチにおける専門性を共有することができます。

世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)との連携を通じて、UNDPは、9か国でマラリアに関するプログラムを実施し、重要な保健専門機関、地域組織、市民社会との強固なパートナーシップも築いてきました。

また、UNDPは、感染症対策へのコミュニティの参画を調整し、蚊帳等の保健関連製品の流通を強化し、国連システムの調整を支援します。

昨年の西アフリカにおけるエボラとの戦いにおいて重要な役割を果たしたUNDPは、公衆衛生の緊急事態に対する対応に関し、有益な経験も持ち合わせています。

UNDP Around the world

You are at UNDP Tokyo 代表事務所
Go to UNDPグローバル