世界人道サミット 開発こそ、高まる人道危機に対応する新たな解決策

2016/05/20


【5月20日、イスタンブール】
来週、トルコのイスタンブールで開催される世界人道サミットを前に、国連開発計画(UNDP)は「開発こそが、現在世界が経験している史上最悪の人道危機に対処するための解決策である」と訴えます。

5月23~24日に開催されるこのサミットは、国際社会が人道危機に対処するための新しい方法を模索する歴史的な会議となるでしょう。持続可能な開発目標(SDGs)は、国際社会に「地球上の誰をも置き去りにしない」ことを訴えています。しかし、紛争や災害、強制移住などの人道危機はより複雑かつ長期間に及んでおり、脆弱な人々を終わりのない絶望の中に置いています。

UNDPのヘレン・クラーク総裁は、開発への投資こそが災害、紛争その他の人道危機の原因を回避するための重要な方策であると述べています。「人命救助や脆弱なコミュニティの保護などを提供する人道主義の原則と人道保護団体の重要な仕事を断固として守らなければなりません」とクラーク総裁は話します。 「また、長期化する危機への強靭性を高めるためには緊急的かつ中長期的開発介入を行うことで、将来的に人道支援の必要性を軽減することにつながります。人道、開発、平和構築の3つのアクターが、単独での活動や競合ではなく、真に人々のためにお互いに協力し合って活動する必要があります」とも述べました。

人道危機の緩和は、2030年までに世界の貧困を根絶するという大きな課題を解決しようとする持続可能な開発目標(SDGs)の達成のためにも重要な課題です。UNDPは、世界人道サミットで次のような提案を行う予定です。

•UNDPは、最も脆弱な国のコミュニティが危機に備えその影響を緩和できるように支援する「グローバル準備パートナーシップ(Global Preparedness Partnership)」立ち上げメンバーとなります。

•民間セクター、人道支援、開発支援を結び付ける「ビジネスイニシアティブ(Business Initiative)」を立ち上げ、減災、非常時対策、緊急時対応および復興支援ができるようにします。

•脆弱性が高い環境下での人道危機の回避や準備を改善する事業への投資を行い、他の国連機関とさらに連携して、共同で危機監視やリスク分析、共同計画を実施するとともに、より柔軟に資金を 活用できるようにします。

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