野生生物の違法取引の根絶に向けて、国連のキャンペーンが始動!世界の著名人も協力

2016/05/23


【ナイロビ発】
国連は、世界の超一流の著名人の協力を得て、本日野生生物の違法取引に反対するキャンペーンを開始しました。野生生物の違法取引は、野生生物を絶滅の淵に追い込むだけでなく、国々から自然資産を略奪し、国際的な違法組織に資金源を供給するという悪質な行為です。

国連の潘基文事務総長は、「毎年、多くの野生生物が違法に殺されています。組織化された犯罪ネットワークが金銭目的でこの違法行為に関わっている場合もあります。私は、世界の人々や国々に、この「命のための闘い(Wild for Life)」という国連のキャンペーンに参加してもらいたいと考えています。このキャンペーンは、野生生物の違法取引という破壊的行為を根絶するために世界中の人々に働きかけるものです。野生生物の保全は、人々にとっても、そしてこの地球という星にとってもかけがえのないことなのです」と語りました。

このキャンペーンは、国連環境計画の親善大使の協力を得て、国連環境計画(UNEP)、国連開発計画(UNDP)、国連薬物犯罪事務所(UNODC)、ワシントン条約(CITES)が展開しています。これらの親善大使の中には、たとえば、ブラジル人のモデルでウミガメ保全担当のジゼル・ブンチェンやゾウ保全担当のサッカー選手のヤヤ・トゥーレ、センザンコウ保全担当の俳優のイアン・サマーホルダーなどがいます。このほかにも、中国、インド、インドネシア、レバノン、ベトナムの著名人たちが、オランウータンやトラ、サイなどの野生生物保全のために協力しています。中でも、「ワイルドでいこう!(ボーン・トゥ・ビー・ワイルド)」(Born to Be Wild)」で有名な世界的なロックグループ、ステッペンウルフのボーカル、ジョン・ケイ氏は、同曲からのライセンス収入をこのキャンペーンのために寄付することを発表しました。

野生生物の違法取引の根絶は、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)達成にも貢献します。違法取引は、国々の生物多様性や人々の生計に悪影響を与えることから平和を脅かすからです。SDGsの目標15は、野生生物の保護だけでなくそれらが生息する生態系の保全を掲げており、これには違法な野生生物の取引の根絶も重要な課題として挙げられているのです。

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