ヘレン・クラークUNDP総裁、難民を生まないためには早期警告とグッド・ガバナンスが必須と呼びかけ

2016/09/19

Photo: UNDP


【ニューヨーク、2016年9月19日】
ヘレン・クラーク国連開発計画(UNDP)総裁は、大量の難民を生まないためには、グッド・ガバナンス(良き統治)と法の支配を強化する一方で、緊張状態を早期に発見し和解を促進するためのシステムが必要である、と訴えました。

国連総会の「難民と移民に関するサミット」で、クラーク総裁はまた、難民を生み出す要因に適切に対処するには、より正確なデータの収集と分析の重要性についても強調しました。このスピーチに先立ち、この日、国連はニューヨーク難民宣言を採択し、世界のリーダーたちは、人々の命と権利を守り、グローバルレベルでその責任を分かち合うことを政治的な意思として確認しました。

「人類史上、人々はより良い生活を求めて故郷を離れ、希望の地を求めて移動してきました。今日、武力紛争への恐怖や人権の喪失、グッド・ガバナンスの欠如、貧困、コミュニティへの迫害、気候変動によって悪化する環境などの原因で、多くの人々が移動を余儀なくされています」とクラーク総裁は同サミットの円卓会議で話しました。

現時点で、世界中で難民の数は約2100万人にものぼります。クラークUNDP総裁は、持続可能な開発のための2030アジェンダと持続可能な開発目標(SDGs)はこれらの大量の人の移動に対応するための枠組みを提供している、と語りました。総裁は、政府、市民社会、民間セクタ―、国連組織、国際金融機関が連携してこの課題に対処する必要があると述べました。

クラーク総裁は「国際社会は、紛争回避と紛争解決を国際平和と安全保障上の取組みの中心に置く必要があります。緊張状態が発生し、その調停を進める際には、早期の警告と対応するシステムが必要。グッド・ガバナンスと法の支配を強化し、構造的な不平等を解決するためには国際的な支援が必要です。包摂的な経済発展と持続可能な生計を促進することが、平和的、包摂的社会を築くために必須なのです」と述べました。

また、クラーク総裁は、適切な対応を設計するには、開発プレーヤーが貧困や機会喪失などで移動を余儀なくされている状況の根本原因についてデータを収集し分析する能力を高めるために国家を支援する必要があると語りました。

UNDPは難民の受け入れコミュニティを支援し、危機を予測して回避するための支援を提供し、紛争を防ぐための包摂的で透明性の高い機関を支援し、社会的団結と包摂的な開発を推進し、不平等と闘い、司法や基本的な社会サービスへのアクセスを改善する必要がある、と訴えています。

 

UNDP Around the world

You are at UNDP Tokyo 代表事務所
Go to UNDPグローバル