UNDPナミビア事務所とYahoo! JAPANが密猟防止パトロールキャンプ建設に関する覚書に署名~ナミビアのエトーシャ国立公園における野生動物の保護、密猟防止に向けて協働へ

2017/04/03

ナミビアのエトーシャ国立公園

【ナミビア・ウィントフック、2017年4月3日】
国連開発計画(UNDP)ナミビア事務所とヤフー株式会社(以下、Yahoo! JAPAN)は2017年3月9日、同国最大級の規模を誇る最も有名な観光地の一つ、エトーシャ国立公園の野生動物保護および密猟防止活動の拡大を目的とした覚書に署名しました。覚書の下、Yahoo! JAPANは、同国立公園の密猟防止パトロールキャンプ建設のために500 万円(約4万4000米ドル)を寄付しました。

ナミビアでは近年、ゾウとサイの密猟が驚異的な速さで増加し、対策が取られなければこれらの動物は絶滅の危機を迎えると指摘されています。密猟は野生動物や生物多様性保護、観光、社会経済開発に多大なる負の影響を及ぼします。

ナミビア共和国環境・観光省は、UNDPによる支援および地球環境ファシリティ(GEF)による資金拠出を受け、2014年から4年間の予定で密猟防止に関する「新マネジメント課題に対する保護地区システムのキャパシティ強化(PASS)」プロジェクトを実施しています。同プロジェクトは、エトーシャ国立公園を含むナミビアの全21の保護地区を対象とし、密猟パトロールのための研修、装置提供を既に実施しました。

エトーシャ国立公園は密猟の被害が深刻な地区の一つです。同国立公園は東京23区ほどの敷地面積と、850キロメートルの囲いフェンスを有し、この広大な土地故、法施行(パトロール、密猟者逮捕等)、密猟防止活動を困難にしています。今回のヤフーからの拠出により、同国立公園に密猟防止パトロールキャンプのための1) 水供給設備の設置、2)太陽光発電システムの設置、3)(密猟防止チームを危険な野生動物から守るための)フェンス通電、4)トイレとシャワーの設置が実施されます。密猟パトロール、警備隊、コミュニティメンバーが利用対象者となります。UNDPナミビアとYahoo! JAPANは、公園全域をパトロールチームの監視下に置くことによって、更なる密猟防止に貢献することを目指しています。

UNDPナミビアのPASSプロジェクトマネージャーである環境・観光省のヨナス・ヘイタ氏は「Yahoo! JAPANの寄付を受け、我が国の野生動物及び観光業を脅かす密猟の撲滅に取り組める機会に感謝しています。このプロジェクトで建設される施設は、密猟防止チームが安全に活動を実施するために欠かせないものです。Yahoo! JAPANの温かいご支援に報い、長く良い関係を築けるよう、精一杯努めてまいります」と語ります。

持続可能な開発目標(SDGs)や第6回アフリカ会議(TICADVI)でも、陸の生態系および生物多様性の保護の課題は広く認識され、開発課題への企業の積極的な関与が奨励されています。UNDPでもナミビアの保護地区システムのキャパシティ強化等の取り組みを通じて密猟との戦いに積極的に取り組んでいます。

UNDPは今後も民間セクターとの連携も強化しながら、途上国の開発支援、平和貢献活動を推進していきます。