国連開発計画(UNDP)と神奈川県は、持続可能な開発目標 (SDGs)達成のための連携趣意書を8月29日に結びました。第7回アフリカ開発会議(TICAD7)会期中に行われた署名式には、UNDPのアヒム・シュタイナー総裁と神奈川県の黒岩祐治知事が参加し、連携趣意書に署名、今後の連携促進を互いに約束しました。
今回、UNDPと連携を結んだ神奈川県は日本第2位に当たる912 万人の人口を抱え、「いのち輝く神奈川」とSDGs という2つのテーマを掲げ、日本政府が進める「SDGs 未来都市」および「自治体SDGs モデル事業」の両方に選定されている唯一の都道府県になります。 SDGs に関し先進的な取り組みを行う県として、日本政府、自治体、企業、非営利団体、 学術界など様々な主体と連携しつつ、国際社会が直面する社会課題への取り組みでリー ダーシップを発揮しています。
<協力の目的>
SDGs達成に向けた日本の地方自治体による取り組みを加速すべく、相互に関心を有する分野での協力を実施します。
神奈川県は、UNDPとの密接な連携により、県内の具体的な制度や活動を通じた日本国内でのSDGs ローカライゼーション、および、SDGsローカライゼーションの成果に関する情報の世界的発信を促進していきます。
<期待される成果>
- 日本国内外でのSDGs ローカライゼーションの推進
- SDGs アクションフェスティバル関連行事の神奈川県での開催に向けた協力
- 神奈川県内の企業によるSDGs 原則の遵守推進
- SDGs 推進の担い手としての若者や女性のための機会の創出
<活動分野>
- SDGs アクションフェスティバルや、健康のためのME-BYO インデックスなど神奈川県によるSDGs 関連の取り組みに関する共同タスクフォースを立ち上げ、定期的な対話、協議および情報交換を実施する。
- 特に神奈川県とその他国内の有志地方自治体において、日本の企業やアカデミア、市民社会の技術とサービスをSDGs 関連の機会や課題と結びつける。
- 神奈川県とその他国内の有志地方自治体において、SDGs 普及啓発活動を推進する。
- セミナー、シンポジウム、ワークショップ等の情報発信およびアドボカシー活動を共同で開催する。