「国際女性の日」に寄せて―国連開発計画(UNDP)総裁ヘレン・クラーク

2016/03/08

本日は国際女性デーです。世界はジェンダー平等に向けて前進しています。昨年国連総会で採択された『持続可能な開発のための2030アジェンダ』は、ジェンダー平等を単なる人権問題としてだけでなく、平和で包括的な世界をつくるための土台であると訴えています。ジェンダー平等は、17項目ある持続可能な開発目標(SDGs)の1項目ですが、他の全ての開発目標にも反映され、それらの進捗にも影響を与える重要な考え方と理解されています。

労働市場、教育、保健やその他の領域においてジェンダー格差を是正すれば、私たちは貧困と飢餓を削減し、子どもたちの栄養状態と教育を改善し、包括的成長を促進することができます。これは選択の余地のない私たちの責務なのです。言い換えれば、ジェンダー平等と女性差別問題への取り組みに失敗すれば、SDGsを達成することも困難になります。

今年の国際女性デーのテーマ、「プラネット50-50平等な地球社会:ジェンダー平等を加速させよう」を、どうぞ心に留めてください。プラネット50-50を実現するには、「誰をも置き去りにしない(leave no one behind)」という理念を掲げた持続可能な開発のための2030アジェンダの土台を形づくることが必要となります。教育、仕事、賃金、政府のあらゆるレベルにおける意思決定などにおいて、女性や少女が置き去りにされることはあってはなりません。彼女たちはまた、法律上の権利や、安全な水や衛生などの社会サービスへのアクセス、また性的暴力からの保護を妨げられることがあってはならないのです。

来週、第60回国連女性の地位向上委員会がニューヨークで開催されます。今回の議論は女性のエンパワーメントと、女性と持続的な開発との関わりに焦点を当てます。持続可能な開発のための2030アジェンダによって、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントを達成するためのロードマップは明確です。持続可能な開発を実現し、全ての女性・少女を置き去りにしないために取り組むことで、国際女性デーを記念しましょう。

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