持続可能な開発のための2030アジェンダ

「今年、世界のリーダーには、世界を包摂的で持続可能かつ強靭な開発へ進ませる、またとない機会が訪れています」-ヘレン・クラーク国連開発計画(UNDP)総裁

 

UNDPのポスト2015開発アジェンダ・チームを率いるポール・ラッド氏は、各国が新たな開発アジェンダをつくり上げ、気候変動に関するグローバルな合意に達する年として、2015年を語っています。

持続可能な開発のための2030アジェンダとは?

2015年9月25日の「持続可能な開発サミット」で、国連加盟国は「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を採択しましたが、その中には一連の持続可能な開発目標(SDGs)、通称「グローバル・ゴールズ」が含まれています。

グローバル・ゴールズは、ミレニアム開発目標(MDGs)、すなわち、2015年までに世界が達成を約束した8つの貧困対策目標を土台としています。MDGsで見られた大きな前進は、目標やターゲットが実証した共通目標の意義を示しています。しかし、MDGsの成果にもかかわらず、すべての人が貧困という尊厳が傷つけられる事態を脱するまでには至っていません。

グローバル・ゴールズは、MDGsで積み残された目標を達成し、誰も置き去りにしないことを確実にするものです。

グローバル目標の内容は?


SDGsの目標17項目はいずれも、持続可能な開発、民主的なガバナンスと平和構築、気候変動と災害に対する強靭性という、UNDPの戦略計画の重点分野と結び付いています。貧困に関する目標1、不平等に関する目標10、ガバナンスに関する目標16は特に、UNDPの現在の活動と長期的な計画にとって中心的な意味を持っています。しかし、SDGsを達成するためには、複数の目標にまたがって進捗を支援する包括的なアプローチが欠かせません。UNDPはこのプロセスを支援できる独特な立場にいます。

グローバル目標達成に向けたUNDPの役割とは?

UNDPと国連開発グループ(UNDG)は過去3年にわたり、これまでにないグローバルな対話を促してきました。これによって、政府のあらゆるレベル、社会的弱者層や女性、若者、障害者、民間セクターなど、幅広いステークホルダーとのつながりができ上がりました。

数字で見るグローバルな対話:
• 730万人がマイワールド(MY World)調査を通じ、将来に向けた優先課題の順位付けをしました。
• 約100か国で、「私たちが望む世界」に関する国内協議が行われました。
• 「私たちが望む世界」のウェブサイトでは、11のテーマ別グローバル協議が行われました。
• 「私たちが望む世界」のウェブサイトへのページ閲覧は400万件、1か月当たりの訪問者数は7000人を超えています。
• 6回にわたる実施手段に関する協議には、3万人以上が参加しました。
• 革新的かつ実証的なガバナンス目標が5か国で試験導入され、災害リスク削減に関する試験目標も5か国で導入されています。
• プロジェクトの「人々の声」データ採掘ツールでは、100万件を超える定性的意見の集計が行われています。

100万人の声」と「ポスト2015開発アジェンダの推進」という、グローバルな対話から得られた結果をまとめた2つの報告書には、重要なメッセージが明確に示されています。それは、人々がこの新たなアジェンダ推進に貢献するとともに、政府や企業にその約束実現の責任を問うことを望んでいる、ということです。能力とパートナーシップの強化だけでなく、参加や包摂の重要性も強調されています。

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ポスト2015開発アジェンダ策定に向けたグローバルな対話