新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
パンデミック

新型コロナウイルスに打ち勝つには
リーダーシップと結束が必要

 

新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)は、私たちの時代におけるグローバルな医療危機です。昨年末にアジアで発生以来、新型コロナウイルスは南極大陸を除く全ての大陸に瞬く間に広がりました。

各国は、検査、治療、感染経路の検証、移動制限、市民の隔離、またスポーツやコンサート、学校などでの大規模イベントを中止することにより、感染拡大のスピードを必死で抑えています。

しかしコロナ禍は、医療危機に留まらず、社会経済的な危機でもあります。流行地域のすべての国において、甚大な社会的、経済的、そして政治的危機を引き起こし、深い傷を残していきます。UNDPは国連全体の社会経済的対応の先導役として世界保健機関(WHO)、COVID-19グローバル人道対応計画や国連常駐調整官と密接な連携を図りつつ支援を実施しています。

いつ元の日常に戻れるか全く分からない状況の中、日々失業者は増加し、人々は収入の手段を失っています。観光を主産業とする島嶼国では、ホテルやビーチは閑散としています。国際労働機関(ILO)は、この危機により、1億9600万もの仕事が失われる可能性があると予測しています。

世界銀行は2020年の世界の海外からの仕送り送金額が約1,100億米ドル減少すると予測しています。つまり、このお金なしでは住宅、教育、食糧、医療などの基本的なニーズを充足できない人が8億人にものぼる可能性があるのです。

 

UNDPの緊急支援

全ての国で、危機に備え、対処し、復興するためのアクションが必要です。アントニオ・グテーレス国連事務総長は20億ドル規模の人道支援計画を発表しました。途上国では少なくとも2200億ドルの収入を失う可能性があり、国連貿易開発会議(UNCTAD)はそのために2.5兆ドルの支援を求めています。

UNDPは、エボラ出血熱、HIV、重症急性呼吸器症候群(SARS)、結核、マラリアなど様々な感染症危機に、政府や民間企業との連携で対応した経験を活用し、各国で効果的な新型コロナウイルスのパンデミック対応の緊急支援を行います。この活動は、貧困削減、不平等の解消、危機に強い社会の構築といったUNDPのミッションの一部です。

新型コロナウイルス対応の次なる段階は、UNDPが国連全体の社会経済的対応の先導役として、政策決定者が2030年に目を向け、ガバナンス、社会保障、グリーン経済、そしてデジタル世界での生活における不確実性を管理できるよう、支援することです。

 

「私たちは、国連ファミリーである他の国連機関やその他のパートナー団体と共に、次の3つの緊急重点課題に全力で取り組んでいます。第一にWHOのリーダーシップによる必須医療物資の調達と供給を含む医療保健分野の緊急支援、第二に危機管理と対応体制の強化、第三にこのパンデミックによって引き起こされた重大な社会的、経済的影響への対応です。」アヒム・シュタイナーUNDP総裁

 

UNDPの新型コロナウイルスに対する取り組み


UNDPは、この危機の初期段階から、様々な国で医療用マスク、またX線機器、赤外線放射体温計、輸液ポンプ、防護服、手袋や手指消毒液等の命を守るための医療物資を提供しています。対応が進むにつれ、即時、中期、長期などそれぞれのニーズに合わせた、社会経済的対応に移行しています。

ボスニア・ヘルツェゴビナでは、中小企業を支援しています。評価報告書によると、今後数ヶ月で半数ものビジネスが倒産の危機にさらされる可能性があると推定されています。

エクアドルでは、アクセラレーター・ラボがクラウドソーシングを活用して、最も弱い立場にある人々と食料や商品、サービスを繋げています。

アフガニスタンの脆弱な経済と和平プロセスの両方がパンデミックの脅威にさらされており、UNDPは高齢者のための年金や公共事業など、貧困で脆弱なアフガニスタンの人々のための社会保障の拡大を支援しています。

UNDPは、小規模な家族経営の企業とそれに依存する人々の重要性を認識しています。政策立案者と協力して、困難な時代に備えた事業継続保険の確立に取り組んでいます。

若者の人口が多いアジア太平洋地域では、若いスタートアップ企業の創造性とビジョンを活用して、このような困難な時代を乗り切り、私たちが直面している新たな問題を解決するためのクリエイティブな方法を考え出すことができるようにしています。

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イラク・カルバラのボランティアネットワークのメンバーが、脆弱な家族に食料を届けています。このボランティアネットワークは、国連ボランティア(UNV)とUNDPの共同プロジェクトとして立ち上げられ、小規模なコミュニティプロジェクトを通じて、ボランティア意識向上を促しています。 Photo: UNDP Iraq/Abdullah Dhiaa Al-deen
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バングラデシュのコミュニティワーカーが貧困地区で新型コロナウイルスの予防方法などを広め、消毒パッケージを配布しているところ。UNDPは、DFIDとバングラデシュ政府の支援を受けて、都市部の貧困家庭5万世帯を対象に150万米ドルの緊急支援を実施しています。 Photo: UNDP Bangladesh/Fahad Kaizer
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コンゴ民主共和国では、UNDP、WFP、社会問題・人道行動省が協働し、同国ブラザビル地域の脆弱な家族7,000人を支援するための現金給付イニシアチブを開始しました。このイニシアチブは、新型コロナウイルスによる封鎖措置の社会経済的影響を緩和することを目的としています(2020年5月)。Photo: UNDP DRC/Mariam Ouedraogo
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ヒンド・アル・ガルベリーさんは、対パレスチナ日本政府代表事務所の支援を得て、ガザの若者400人に雇用を創出した新型コロナウイルス対応プログラムで活動しています。 Photo: Shareef Sarhan\UNDP PAPP
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ブエノスアイレスでは、低所得コミュニティのボランティア料理人たちがUNDPアクセラレーターラボのポスターを掲げています。このポスターは、一般的に銀行システムに苦手意識を持っているコミュニティに、コロナ禍に、ソーシャルディスタンスを保つための対策を講じて銀行業務を行う方法を指導しています。(2020年5月)UNDP Argentina/Magdalena Diehl
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イスタンブールの通常人で溢れるインスタ映えすると有名なこの通りは、今はシャッターが降り、閑散とした状態になっています。Photo: UNDP Eurasia/Karen Cirillo

また、私たちは、世界経済と多くの低所得国のGDPに不可欠な、普遍的なベーシックインカムを確立し、送金の流れを奨励し、拡大するために、企業や政治指導者に働きかけを続けています。

ナイジェリアでは、国連により「新型コロナウイルスバスケット基金」が立ち上げられ、同国のパンデミックへの対応を支援するための取り組みを強化しています。

アラブ諸国では、私たちは政府や市民と協力して、必要不可欠なサービスを提供し、誤った情報と闘っています。

新型コロナウイルスの拡散を抑え、脆弱な人々や経済への潜在的な壊滅的な影響を緩和するためには、社会全体の力が必要となるでしょう。

私たちは、国家内、国家間、人々と政府の間で、信頼と協力を再構築しなければなりません。

UNDPは、個々の国の対応が包括的であると同時に、公平で包摂的であることを保証し、誰一人として取り残されることなく、各国がSDGs達成に向けて前進し続けることができるように、支援を続けていきます。

そしてこの危機に対応すると同時に、私たちはこのようなパンデミックが再び起こらないようにする予防策を立てることが必要です。長期的には、UNDPは各国がこうした危機を予防、管理できるよう、そしてコロナ禍からの学びを最大限活用できるように各国を支援します。

現在行っている世界的な危機対応は、私たちの未来への投資ともなるのです。

 

新型コロナウイルスの感染予防等に関する最新の健康情報は、世界保健機関(WHO)の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)一般向け特設ページをご覧ください。

 

 

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