不平等に広がる貧困
2019年の時点で、最も裕福な26人は人類の半数と同じ富を手にしています。地球上で生産される食料全体の3分の1が廃棄されている一方で、10人に1人は空腹を抱えています。さらに、高等教育やブロードバンドへのアクセスなど、次世代型の格差も広がり、これに気候変動や紛争、根深いジェンダーの格差が拍車をかけています。
UNDPの活動
現在、7億人が1日1ドル90セント未満で生活しており、多次元的貧困層も13億人を数えています。人々が貧困から抜け出せなかったり、再び貧困に陥ったりしてしまうことには、居住する場所や民族、ジェンダー、機会の欠如など、幅広い要因が絡んでいます
私たちの第1の活動の柱は、 SDGs目標1「あらゆる場所であらゆる形態の貧困に終止符を打つ」と直接関係しています。。UNDPにとって、人々を貧困から脱出させたり、貧困に陥らないようにしたりすることは、最も大事なことです。これは170の国と地域において、政府やコミュニティ、連携機関と活動する上で、活動の主眼となっています。
UNDPによる取り組みは、人間らしい仕事と暮らしの創出、社会的セーフティネットの提供、政治参加の推進、水道やエネルギー、医療、貸付、生産的活動をするための資材などのサービスを受けられるようにすることなどを通じ、貧困の根絶に役立っています。貧困に関する私たちの活動の柱ンは、ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)や、平和と正義など、すべてのSDGsに関する私たちの活動を貫くものとなっています。