グリーンエコノミー:アフリカにおけるビジネス機会

国連開発計画(UNDP)では2019年8月に開催された第7回アフリカ開発会議(TICAD7)に向けて日本国内で関係者及び関心のある団体・個人様の間でのネットワーキングと意見交換を支援させて頂くべく、2018年6月より月例の対話イベント「AFRI CONVERSE」を展開してまいりました。2022年開催予定のTICAD 8に向けて本イベントを再開し、JICAと隔月共催いたします。

アフリカは自然災害の影響を受けやすい農業・畜産業への依存度が大きいことや、限られた資本・市場へのアクセス、脆弱なインフラ等に起因する適応性の低さから、気候変動の影響に対して最も脆弱な大陸の1つであると言われています。アフリカにとってより平等で強靭性のある開発を推進するためには気候変動への対策が必要不可欠であり、こうした対策を推進することで経済や社会がより“グリーン”で持続的なものに変革を遂げていきます。そして、気候変動対策においては、その影響を特に受けている貧困層がリスクに対処し強靭性を発揮できるよう、国レベルだけでなく、自治体や家庭レベルでの力を高めることが重要です。

気候変動対策はアフリカの変革のきっかけとなり得ると言えますが、こうした機会を十分に活用するためには政府によって適切な政策やインセンティブが制定され、民間セクターもビジネスを通じてその推進に関与する必要があります。エチオピア、ケニア、ルワンダといった国々は気候変動への対応能力にすぐれた開発戦略を打ち出しており、貧困の削減、生産性の向上と温室効果ガスの削減を目指しています。このようにアフリカでは、各国の開発計画やプログラムにおいて、気候変動対策と経済発展の両立を優先的に打ち出す重要性が高まっています。

今回は新型コロナウイルスを乗り越えアフリカでの“グリーンエコノミー”を推進するための対策・イニシアチブやビジネスについて、各登壇者の経験を交えて議論します。


日時:2021年1月8日(金)18:30-20:00

プログラム:

  • 18:30~18:35 参加者による投票・連絡事項
  • 18:35~19:05 登壇者自己紹介・プレゼンテーション
  • 19:05~19:30 対話型セッション
  • 19:30~20:00 質疑応答(全体)

場所:オンライン (ZOOM)

参加費用:無料

参加登録:こちらのリンクよりご登録願います。

使用言語:英語(通訳なし)

登壇者:

  • ドリス・エデム・アグベビビ氏 ガーナエネルギー局ドライヴ・エレクトリック・イニシアチブ プロジェクト調整官
  • 上石博人氏 JICA社会基盤部資源・エネルギーグループ次長
  • モハメド・アブチール氏 UNDPベナン常駐代表
  • 鈴木里彩氏 住友商事電力インフラ事業本部 Team New Frontier本部長付