アフリカにおけるUNDPの活動 - 2020

日本政府支援による平和と持続可能な開発への取り組み

2020年9月7日

持続可能な開発目標(SDGs)の達成を掲げ、日本政府と国連開発計画(UNDP)アフリカ局はこれまで様々な案件の形成と実施を通して、アフリカにおける人道・開発・平和の推進に大きく貢献してきました。2020年~2021年にかけて実施予定の日本政府拠出金支援案件では、2019年8月に開催された第7回アフリカ開発会議(TICAD7)で合意された横浜宣言2019・横浜行動計画2019の重点分野に沿い、人間の安全保障の通じた平和構築、地域・コミュニティの社会経済の復旧と安定化、国際テロ対策強化のための支援、国連平和維持活動(PKO)訓練センターの支援、難民の再定住化のための支援、災害からの復旧・復興支援を目指します。

こうしたプロジェクト支援の根底には、UNDPが日本政府と共催するTICADを通じた政策レベルでの連携があります。UNDPはTICADの共催者として、1993年以後、首脳級会合や閣僚級会合の開催に尽力し、行動計画のモニタリング、広報、広範な関係者の参画を推進、また日本・アフリカ間のパートナーシップ構築に寄与してきました。また、日本支援によるプロジェクトの多くにおいては、TICAD7において日本政府より打ち出されたアフリカの平和と安定に向けた新しいアプローチ(NAPSA:New Approach for Peace and Stability in Africa)の概念を具体化し、TICAD7を通じた日本政府の取組みを後押ししていきます。NAPSAは、アフリカの制度構築支援やアフリカ主導の平和支援活動を支援し、紛争予防と平和の持続に向けた制度構築や育成を行っていくものです。


プロジェクト一覧
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ナイジェリア

ナイジェリア北東部の紛争の被災者の復興と平和構築

ブルキナファソ

ブルキナファソにおける暴力的過激主義の予防とコミュニティの復興強化

カメルーン

人道支援・開発・平和の連携を 通じたカメルーン極北州、北西州 および南西州における 早期復興努力への貢献


中央アフリカ共和国

中央アフリカ共和国における 社会の安定化、および過激化と 暴力的過激主義の予防

南スーダン

恒久的平和に向けた安全で尊厳ある自主的な帰還への支援

コンゴ共和国

コンゴのプール地方における 社会経済復興、対話および 若者教育を通じた平和構築の強化


モザンビーク

モザンビークのカーボ・デルガード州に おける平和、社会融和および 紛争予防の促進

ケニア

ケニアにおける暴力的過激主義、 紛争および災害により 影響を受けたコミュニティの 安定化と復興

マラウイ

包括的な災害復興に向けての 日本・マラウイ・UNDP の連携


ウガンダ

ウガンダ北部の難民と 受入コミュニティの再建に向けた 人道支援、開発、平和構築の 連携の促進


PKO訓練センター支援プロジェクト一覧
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カメルーン

カメルーンにおける治安・平和部隊 国際学校(EIFORCES)の訓練と 体制の強化

ナイジェリア

国内と地域の平和支援活動強化

マリ

マリおよびリプタコ・グルマ地域における平和持続のための 平和維持学校支援

ガーナ

ギニア湾の安全と治安を確保する ための海上保安能力の育成

ギニア

キンディア州サモレヤのギニア平和維持センター(CEOMP)に対する支援

マリ

G5 サヘル合同軍とEMPABBに 対する能力構築支援

ルワンダ

ルワンダ平和アカデミーの能力強化

ケニア

ケニアにおける海上災害管理と平和・安全上の脅威への対応に関する能力構築

エチオピア

エチオピア連邦民主共和国平和支援訓練研究センター(FDREPSTI)能力構築プロジェクト