オンラインセミナーのご案内:2021年10月5日(火)開催
コロナ禍におけるシステミックリスク・ガバナンス:官民連携によるデジタル・トランスフォーメーションの可能性
2021年9月28日
新型コロナウイルスの感染拡大は世界中で壊滅的な影響を及ぼしています。この影響は社会のシステム全体に連鎖的に及んだため、持続可能な開発を実現するためには、構造的かつ体系的な変化が喫緊の課題であることが明らかになりました。
一方で、新型コロナウイルス感染拡大の下、各国は社会のデジタル化を促進することによってウィズ・コロナ時代へ対応しようとしています。インドネシア政府は中小ビジネスのオンライン化を促進し、市場の活性化を図っています。フィリピンではオンライン・ソリューションの提供によって中小企業のビジネス強靭化を支援するためのオンラインポータルが立ち上がりました。スリランカでは茶葉の競売がデジタル化され、プランテーションの労働者などの生計確保が図られました。ネパールでは官民のサービスが広域にわたりデジタル化されました。
今回のセミナーでは、日本政府の支援により国連開発計画(UNDP)が実施しているDX4Resilience | UNDP in the Asia and the Pacific プロジェクトの対象国である4か国のビジネス・リーダーなどを迎えて、コロナ対策の一環として実施された各国のデジタル化プロジェクトに携わった経験をお話しいただきます。また、このような経験を通じて、 SDG達成に向けてのデジタル・トランスフォーメーションを促すための課題をパネルディスカッションを通じて議論していただきます。
- 日時:2021年10月5日(火)16:00 - 17:30 (日本時間)
- 場所:オンライン(ライブストリームによるバーチャル形式) なお、パネルディスカッションに加えて、参加者からの質問も受けつけます
- 主催:国連開発計画(UNDP)ビジネス連携枠組み(CBi)
- 言語:英語・日本語 (同時通訳あり)
- 申し込み方法:登録サイトよりお申込みください
プログラム(予定) (日本時間)
- 16:00- 開会挨拶
UNDP 危機局 防災・復興・レジリエンス強化チーム チーム・リーダー アンジェリカ・プラニッツ
オープニングセッション
- 16:02- 開会式辞 リスクを考慮した開発を達成するための UNDPの取り組み
国連事務次長補 兼 UNDP危機局長 岡井朝子 - 16:08- 開会式辞 人間の安全保障の視点からの防災支援とコロナ対策
駐タイ王国日本国特命全権大使 梨田和也 - 16:14- ビジネス連携枠組み(CBi)と緊急時におけるビジネスの役割
UNDP民間セクター国際センター局長 サバー・ソバーニ - 16:20- 社会的弱者のためのデジタルソリューションズの共同開発
日本防災プラットフォーム代表 兼Japan Innovation Network代表理事 西口尚宏
セッション1 デジタル化を通じたウィズ・コロナ社会への対応(スリランカ・ネパール・フィリピン・インドネシアにおける官民連携の取り組み)
- 16:26- 茶葉の競売システムのデジタル化の経験を通じて(スリランカ)
アジア・シヤカ・コモディティーズ 最高経営責任者 アニル・コック - 16:34- フィンテックの加速が社会に及ぼす影響(ネパール)
ネパール・クリアリング・ハウス 最高経営責任者 ニレーシュ・マン・シン・プラダハン - 16:42- オンライン・ソリューションによる中小企業のビジネス強靭化(フィリピン)
フィリピン災害レジリエンス財団 事務局長 ベロニカ・ガバルドン - 16:50- Eコマースの促進による中小企業支援(インドネシア)
発表者調整中
セッション2 パネルディスカッション
- 16:58-
議題: 新型コロナウイルスとの長期戦が見込まれる中、政府および民間セクターがシステミック・リスクに対応するために直面している機会と課題は何か。 システミック・リスクを理解し、回避および対応するために、デジタルテクノロジーが出来ることは何か。
モデレーター: アンジェリカ・プラニッツ
パネリスト: アニル・コック / ベロニカ・ガバルドン / ニレーシュ・マン・シン・プラダハン / 調整中
閉会セッション
- 17:27- 閉会挨拶
UNDPバンコク地域事務所 副所長 クリストフ・バヘット