ソーシャル・イノベーション・チャレンジ日本大会2021

最終ピッチコンテストを11/25に開催

2021年11月8日

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若者によるソーシャルイノベーションと社会起業を支援する国連開発計画(UNDP)とシティ・ファウンデーションのプログラム、「Youth Co:Lab(ユース・コーラボ)」。その一環として、社会課題に挑戦したい、高校生から35歳までの若者に向けたSDGsビジネスコンテスト「ソーシャル・イノベーション・チャレンジ日本大会2021」の最終ピッチコンテストを開催します。

大会では、審査員と参加者を前に、書類や動画による事前審査を通過したファイナリストたちが、練り上げたビジネスプランやアイディアを発表します!今年、最優秀賞を受賞するのはどんなアイディアでしょうか?ぜひご参加の上、応募者の熱い想いをお聞きください!


日時:2021年11月25日(木)19:00~21:30

場所:オンライン(Zoom)

参加費用:無料

使用言語:日本語・英語(同時通訳あり)、日本手話
(手話通訳をご希望の方は下の登録サイトでご記入いただくか、event.japan@undp.orgまで事前にお知らせください。後日、利用に関する案内を別途連絡いたします。))

参加登録こちらのリンクよりご登録ください。

プログラム:

  • 19:00 - 開会の挨拶 | 藏原文秋 (シティ・ジャパン 会長)
  • 19:10 - 最終ピッチコンテスト
    第一次審査(書類選考)、第二次審査(動画選考)を通過したチームが審査員及び参加者の前でビジネスプランやアイディアをピッチ。審査員による質疑応答。
  • 20:45 - 審査・特別枠ビジネスアイディア発表・ 交流会
    出場チームごとに作成される懇親会に分かれ、少人数で交流&質疑応答
  • 21:15 - 受賞者発表
  • 21:25 - 閉会の挨拶 | サビンダ・ラナトゥンガ(UNDPアジア太平洋地域事務所、ガバナンスおよび平和構築チーム、地域ユース・プロジェクト・マネージャー)

出場チーム (ファイナリスト):

Sustainableな昆虫食を使った流動食・経腸用液

小野克樹

BUGENはSustainableな昆虫食を使った流動食・経腸用液です。BUGENはこれから起こると予想されている食料危機後も、口から食事を取れない障害者や高齢者が、安定して栄養を取れるようにするプロダクトです。

気候変動時代に実現する海水農業技術

Cultivera LLC 豊永翔平

気候変動による土壌劣化と海面上昇で世界の農地の実に1/4が塩害化する未来。淡水の枯渇も深刻化する中で、地球上の水の97%を占める海水を利用した農業を低コストで実現します。

アフリカ地方都市での相互扶助によるごみ収集サービス

Tout Autour de Nous (TAN) 平尾莉夏

家計状況に応じた価格設定により低所得者層を排除しないごみ収集の仕組みを草の根から作り、ごみ危機からアフリカ都市部の人びとの健康と安全を守ります。

“フィッシュレザー”海の恵みを無駄にしない持続可能なものづくり

tototo 野口 朋寿

tototoは、大量に廃棄されている魚の皮を丈夫でしなやかな「フィッシュレザー」へと加工しています。環境負荷の低い生産方法にこだわり、海の恵みを無駄にしない持続可能なものづくりに取り組んでいます。

愛を持って社会に突っ込む同世代を増やす仕組み

Sustainable Game 山口由人

私たちは愛を持って社会に突っ込む同世代が増える仕組みを作るべく、未成年のプロジェクトの課題発見から共創までをオンライン上で包括的にサポートするインフラ「Flare」の構築に向けてチャレンジしています。

eye for three  目薬ボトルから生まれ変わったサングラスと眼鏡 〜日本人と世界の貧困層の目を守る〜

アイフォースリー合同会社 長岡里奈

廃プラのリサイクルサングラスを販売し、生じた利益を使用して途上国貧困層の白内障手術プログラムを実施。また、途上国で生じた廃プラをリサイクルし、貧困層へ眼鏡を提供することで世界の目の健康を実現する。

グローバドール

カラフル 中井咲希

「多様な人形×メタバース」でグローバル教育を行うサービス。人形遊びでリアルに異文化に触れ、バーチャルで学びを拡張することで、価値観の形成に深く関わる幼少期から多様性を受け⼊れる姿勢を育みます。

新しい⺠主主義のプラットフォームの実装で「⼀⼈⼀⼈が影響⼒を発揮できる社会」を

株式会社Liquitous 栗本拓幸

「民主主義のDX」をテーマに、独自の参加型共創プラットフォーム”Liqlid”の開発・運用、市民参加のデジタル化・DXのコンサルティング、市民参加のデジタル化・DXに関連する調査を一気通貫に行います。

外国につながる子どもたちにより良い居場所と関係性を

Belong 寇語倩

皆さんの周りで、困っている外国につながる子どもたちはいませんか? Belongは外国につながる子どもたちに、常に向き合ってくれる大人と母語での支援環境を備えた居場所~第二の家庭~を提供します。


特別枠ビジネスアイディア発表

一次審査において、東京の三輪田学園高等学校の青木梨里子さん・小林祐子さんチームと、千早高等学校の岩井宥樹さんの応募内容がほぼ同じだったことから、急遽チームを組み、合同で2次審査の動画選考に挑んでいただきました。高校生同士でたまたま同じアイディアを持っていたということ以外に接点のなかった2組ですが、2週間ほどの短期間で合同でアイディアを完成させました。 惜しくも最終選考には進めませんでしたが、このチームの挑戦は、SDGsの達成、若者の参画、社会起業、イノベーションの創造において重要な「コラボレーション」を体現しています。急遽結成されたこのチーム「 PE²」には、特別枠としてビジネスアイディアを発表していただきます。 コラボレーションの可能性をぜひ感じてください!

PE² 

岩井宥樹・青木梨里子・小林祐子

容器持参型の自動販売機を作りPE²~Protect Earth Environment~という地球と環境を守り、高校生×環境問題をテーマに活動をします。全国の高校生の皆さん一緒に活動しませんか?


審査員

高槻大輔
シーヴィーシー・アジア・パシフィック・ジャパン(CVC)プリンシパル/ソーシャル・インベスト・パートナーズ 代表理事

世界最大級の投資会社であるカーライル・グループおよびCVCにおいて、19年に渡って8,500億円億円を超えるプライベート・エクイティ投資・投資先経営支援に従事。財務省国際局(出向)、海外経済協力基金にて発展途上国向け援助にも携わった。認定NPO法人フローレンス理事(現任)、認定NPO法人発達わんぱく会理事(現任)。ソーシャルベンチャー・パートナーズ(SVP)東京設立時よりパートナー、SIP設立時より理事。東京大学法学部卒、米スタンフォード大学経営学修士 (Certificate in Social Entrepreneurship)、米日財団Scott M. Johnson Fellow。

眞鍋亮子
エンデバー・ジャパン、マネージングディレクター

米系戦略コンサルティングファーム、米系製薬・医療機器会社の経営企画部での勤務を経た後、スタートアップで一部門の立ち上げを行う。 その後、PwC PRTM(現PwC Strategy&)にてコンサルティング・マーケティングに従事した後、2017年5月より世界最大級の起業家支援ネットワークである国際的NPO Endeavorの日本オフィス:Endeavor Japanの立ち上げに参画。 コーネル大学工学部、農学・生命科学部卒業。

鈴木敦子
NPO法人ETIC. シニア・コーディネーター

早稲田大学第2文学部卒業。ETIC.を創業期より立ち上げる。約2000名の起業家や学生の起業相談、キャリア相談を受け、約100社のベンチャー企業と学生のインターンシップのコーディネートなどの実績がある。現在は、ソーシャルビジネス・NPO・ベンチャー・スタートアップの求人支援、人材紹介にも従事し、組織内ではマネジメントサイクル全般、主に人事、組織作りなど担当。

兼子健雄
シティグループ証券株式会社、シティバンク、エヌ・エイ、東京支店 投資銀行・法人金融部門 チーフ・オペレーティング・オフィサー

2020年4月より、シティグループ証券株式会社及びシティバンク、エヌ・エイ、東京支店 投資銀行・法人金融部門のチーフ・オペレーティング・オフィサーに就任。継続的に市場部門 ソリューション営業本部におけるマネジメントのサポートも兼務し、本邦多国籍企業へ金融サービスを提供。伝統的な投資銀行ビジネスに対し新たにESGや新規事業展開に資する資金調達やM&Aに注力。

他これまでの実績として、顧客のグローバル化・高度化するビジネスに対応するために会計・税務・制度等の改正から発生する様々な問題に対する提案並びに数々の日本初案件を手掛けた。1994年筑波大学第三学群社会工学類経営工学専攻卒業。

サビンダ・ラナトゥンガ
UNDPアジア太平洋地域事務所、ガバナンスおよび平和構築チーム、地域ユース・プロジェクト・マネージャー

スリランカ生まれ、バンコク在住。スリランカ・モラトゥワ大学(土木工学)卒業。マネージメント&マーケティングおよび仏教に関する資格を持つ。 Brandix ltd.で環境エンジニアとして、その後アチーバーズとウィズマ・ビジネススクールの講師として勤務。過去12年間、AIESEC、ADB、UNICEF、UNEP、UNV、UNESCAP、UNDPと連携し、開発プロジェクトに携わる。 さまざまな分野の5つのスタートアップ立ち上げを支援し、現在、タイ・チュラロンコン大学で若者のエンパワーメントに関連する博士号を取得中。