UNDP「人間の安全保障」特別報告書 発表会

2022年4月19日16時00分(日本時間)オンラインで開催(日本語・英語通訳つき)

2022年4月1日

国連開発計画(UNDP)とJICA緒方貞子平和開発研究所は、世界の脅威に立ち向かう新時代の「人間の安全保障」をテーマに全2回のウェビナーシリーズを開催します。

第1回となる4月19日(火)はUNDP「人間の安全保障」特別報告書発表会を、第2回はJICA緒方貞子平和開発研究所より、同研究所のレポート「今日の人間の安全保障」創刊記念シンポジウムを4月26日に実施します。UNDPとJICA緒方研究所という異なる視点から「人間の安全保障」という概念を振り返り、今この時代に求められる新しい「人間の安全保障」とは何か、国内外の有識者を招いての議論を展開します。


第1回 UNDP「人間の安全保障」特別報告書 発表会

UNDPは2022年2月8日、「人間の安全保障特別報告書〜人新世の時代における人間の安全保障への新たな脅威〜」を発表し、新時代の地球規模課題を考慮した新たな「人間の安全保障」のあり方を提案しました。

昨今、高度なデジタル技術(サイバー犯罪などの増加)、格差、暴力的紛争、世界的な感染症などに対する脆弱な医療保健体制、気候変動など、人類を襲う新世代型の脅威が台頭しており、それらが相互に絡み合い、問題がますます複雑化しています。

また、世界中で開発が進み、教育・健康・生活水準が向上する一方で、世界の多くの人々が、不安を感じながら暮らしています。これは開発途上国のみならず、コロナ禍以前の時点においても、高所得国の人々の間にも同様の傾向が見られました。

本報告書は、人類が経済成長ばかりを重視し、地球に圧力をかけ続けつつ開発を進めた結果、人々と地球の関係性が失われ新世代型の脅威が生まれたと論じ、今後は人類と地球の関係性に目を向け、人類同士、また人類と地球がより「連帯」していくことが求められていると強調しています。

このような背景のもと、2022年2月8日に開催されたグローバル発表会に続き、4月19日16時(日本時間)にオンラインで日本の方々に向けた発表会を開催いたします。本報告書の概要をご紹介するとともに、ペドロ・コンセイソンUNDP人間開発報告室長、春日文子Future Earth 国際本部 日本ハブ事務局長をはじめ、国内外トップレベルの開発専門家をお招きし、人新世の時代における人間の安全保障のあり方にかかるパネルディスカッションを行う予定です。

イベント詳細は下記の通りです。日本語・英語の同時通訳がつきます。皆様のご参加をお待ちしております。


【日時】 2022年4月19日(火) 16:00-17:00 (日本時間)  

【共催】 UNDP、JICA緒方貞子平和開発研究所

【会場】 オンライン形式(Zoom)

【使用言語】 日本語(英語同時通訳あり)

【参加費】 無料

【参加登録】 こちらのリンクからご登録ください


【プログラム】

開会挨拶
アヒム・シュタイナー UNDP総裁
武見敬三  参議院議員(人間の安全保障に関する特別報告書ハイレベル諮問パネル共同議長)

基調講演
ペドロ・コンセイソン UNDP人間開発報告室長

パネルディスカッション・質疑応答

ペドロ・コンセイソン UNDP人間開発報告室長
春日文子 Future Earth 国際本部 日本ハブ事務局長
牧野耕司 JICA緒方貞子平和開発研究所副所長
星野俊也 大阪大学大学院国際公共政策研究科教授

モデレーター | 近藤哲生 UNDP駐日代表

閉会挨拶
赤堀毅 外務省地球規模課題審議官


録画のオリジナル音源版はこちらからご覧いただけます


なお、シリーズ第2回のJICA緒方研究所レポート「今日の人間の安全保障」創刊記念シンポジウム に関する詳細はこちらからご確認ください。


参加登録は各回ごとに必要です。各イベントのリンクより登録をお願いします。