UNDP、フィジーを襲ったサイクロン「ウィンストン(Winston)」への対応状況 (2016年3月3日現在)

2016/03/03

最も激しく被災した地域の損壊した建物(コロ島)


全般的状況
2016年2月20から21日にかけて、カテゴリー5の猛烈なサイクロン「ウィンストン(Winston)」がフィジー全土を直撃し、樹木の倒壊、停電、河川の氾濫などの被害をもたらしました。ウィンストンにより43人が死亡し、約35万人が被害を受けたと推定されます。最も激しく被害を受けた地域では建物の90%が倒壊するなど、かなりのインフラが失われました。初期評価によると、364の家屋の全壊が確認され、136の家屋が一部損壊、そして36もの学校が破壊または損傷を受けました。5万4700人が現在も避難所に身を寄せ、12万人が緊急人道支援を必要としています。公共サービス施設や学校、病院なども損害をうけたため、利用できない状況です。被害の激しかった12の地域では、推定50万トンもの瓦礫がいまだ撤去されずに散乱しています。

救援活動はすでに始まっています。政府は国連や国際社会の支援のもと人道支援を進める一方で、コミュニティ内でも人々は互いに助け、支え合っています。

国連開発計画(UNDP)は、フィジー政府と他の開発パートナーと連携し、包括的で持続的な開発の基礎となる復興プロセスを進めるべく、早期復興支援にあたっています。

UNDPのアプローチ
UNDPはこれまで培ってきた危機的状況における対応の経験を活かし、フィジーの復興と長期的な開発支援を牽引していきます。UNDPは、ネットワーク、専門技術と活用できる資源を総動員し、最大限の支援を行っています。UNDPは早期復興と復興支援の調整を進めるフィジー政府を支援します。

太平洋リスク強靭性プログラム(PRRP)、UN Womenとの共同プロジェクト市場変革プロジェクト(M4C)、地球環境ファシリティ小規模融資プログラム(SGP)など、UNDPの既存のプロジェクトは、フィジーの農業・村落離島開発・国家災害管理省のニーズを反映して迅速に対応してきました。救援物資は地元の農業普及事務所に送られ、それを受けて普及事務所は被災したコミュニティが必要とする支援を提供することができたのです。

フィジー若者プロジェクト、フィジー議会支援プロジェクト、フィジーRidge- to-Reef プロジェクト、全てのフィジー人の司法・ジェンダーに関する問題についての社会サービスへのアクセス改善計画(REACH)プロジェクトなど、フィジーにおける長期的な開発プロジェクトは省庁と強固な連携を築いており、これらが多様なステークホルダーを巻き込み、最も激しく被災したコミュニティの長期的な復興支援を進めています。

ウィンストンへの対応におけるUNDPの活動領域
・コミュニティのインフラと 瓦礫/廃棄物処理を通じた緊急時 の生計支援
UNDPフィジー、マルチカントリーオフィスは、瓦礫と廃棄物の処理に関する緊急支援を立ち上げました。また、瓦礫の安全な撤去だけでなく、そのリサイクルと再利用、基礎的なコミュニティ・インフラの復旧、また被害を受けたコミュニティに対して不可欠なサービスへのアクセス確保なども支援に含まれます。5万米ドルに相当の瓦礫撤去用の機材が、被災コミュニティで利用できるよう、農業省に供与されました。

・緊急雇用スキーム
UNDPフィジー、マルチカントリーオフィスは、労働集約型緊急雇用スキームプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトは、被災した人々に瓦礫の撤去やごみ処理、またコミュニティが通常の生活を取り戻すために必要な作業に従事してもらい、雇用の機会を提供するスキームです(Cash-for-Work)。

・フィジー政府の復興計画および調整への支援
UNDPは、中央および地方政府による長期的復興プロセスの策定・計画を支援します。これにより、国民やコミュニティの強靭性を高め、将来にわたってより適切に災害対応できる行政サービスを、政府が提供できるようにするのです。

早期復興クラスターと復興調整
太平洋人道チーム(PHT)は、ウィンストンが直撃するその日の朝に、その上陸に備えて最終準備について検討を行いました。PHTクラスターの定例会議は、災害対応の初期から開かれました。国連人道問題調整事務所(OCHA)は国家災害管理オフィスの関係者調整を行い、UNDPは早期復興を実現するために政府を支援しています。

資金
UNDPは農業普及事務所の緊急時対応として、既存の事業予算を見直しおよそ13万米ドルを拠出しました。同時に、5万米ドル相当の瓦礫撤去機材が農業省に提供されました。これらの資金は緊急支援活動やフィジーの復旧事業を支えています。今後もUNDPはパートナーと共に、フィジーが危機を乗り越え、より強靭な国家となるよう支援していきます。

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