TICAD横浜行動計画に対する日本とアフリカの開発パートナーによる進捗をモニタリングするためのプラットフォームが立ち上がりました

2021年5月12日

 

横浜行動計画の進捗モニタリングのための新しいオンラインプラットフォーム「TICAD monitor」

 

アフリカ開発会議(TICAD)共催者は、関係者に対し、横浜行動計画の進捗や実施をモニタリングするため、2021年5月10日に立ち上がった新たなウェブサイトを通じての情報提供を呼びかけています。

2019年8月に横浜で開催されたTICAD7の成果文書の一環として、横浜行動計画は、横浜宣言で強調された3つの重点分野を促進するために実施すべき具体的行動について打ち出しています。

同宣言では、アフリカ全体の開発を推進する上で一層注力する必要がある中核的分野として、イノベーションと民間セクターの関与を通じた経済構造転換の促進及びビジネス環境の改善、持続可能で強靱な社会の深化、平和と安定の強化が特定されました。

日本政府がアフリカ連合委員会、国連アフリカ特別顧問室、世界銀行、国連開発計画と提携して主導するTICAD共催者は、すべての関係者に対し、2021年5月10日から6月30日までの間に、「TICAD Monitor」のウェブサイト(www.monitor-ticad.org)に登録し、情報を提供するよう奨励しています。

この自発的な活動を通じ、TICAD7の目的に沿った実施状況の進捗の追跡と成果に関する報告を効果的に行うことができるようになり、TICADに対するモニタリングと報告を機能的に実施するためのメカニズムの確立に向けた重要なマイルストーンとなります。

2019年のTICAD7では、「アフリカに躍進を!ひと、技術、イノベーションで。」をテーマに、アフリカ連合の加盟国、地域機関・国際機関、アフリカと日本の民間セクター、国会議員、世界各地の市民社会組織と開発パートナーの代表約1万人が参加し、数多くのパートナーシップの成功事例が示されました。議論は行われました。

TICADはアフリカ開発に関する重要な課題を議論するプラットフォームであり、すべてのTICADパートナーがアフリカの未来の発展のために一堂に会するプロセスです。第8回アフリカ開発会議は、2022年、チュニジア共和国の主催により開催予定です。同会議は、2016年8月にケニアがナイロビにおいてTICAD6を主催して以来、アフリカで開催される2回目のTICAD首脳級会合となります。