ニューヨーク発 − 国連開発計画(UNDP)と、世界各国の映画広告企業を主体とした業界団体であるSAWA(Screen Advertising World Association)は11日より8週間、国際映画広告を展開します。気候緊急事態に対する認識を高め、また、それを食い止めるためのさまざまな行動を迅速に起こすよう促すことが目的です。

今回上映する映画広告は60秒間。CGで製作された恐竜の「フランキー」が国連総会議場に現れ、その象徴とも言える壇上に登り、驚いた様子の外交官や要人たちに話しかけます。恐竜が辿った「絶滅」という運命を回避するよう、気候危機に取り組み変化を起こすんだ、と。

5月11日にニューヨークのタイムズ・センターで開催される特別式典では、映画広告上映を記念してレッドカーペットイベントが取り行われ、キャンペーンを先導する役割を果たした連携組織2団体と個人1名に、気候変動対策の針を動かしたことを称え、第一回UNDP「フランキー」賞が贈られました。また、授賞式のほか、オーケストラのライブ演奏、ショートフィルム上映が行われました。

「フランキー賞」は団体としては、60秒の映画広告を2ヶ月間にわたり30カ国で上映するために尽力したSAWAとGlobal Cinema Mediumに贈られます。この賞は、SAWAとGlobal Cinema Mediumの多大な努力を称えるものです。英国のUniqueX社によってマスタリングされ、配給されたこの映画広告は、15言語で展開されます。

個人としては、同賞はセネガル出身のフランス人女優Aïssa Maïga氏(“Mood Indigo,” “Paris je t’aime,” “The Court”などに出演)に贈られます。同氏は、自身のプラットフォームと創造力を駆使して、気候変動対策への関心を高め、支援を集めてきました。

このほか、米国の俳優でプロデューサーのAasif Mandvi(「Evil」「Would I Lie to You」)、ナイジェリアの女優Folake Olowofoyeku(「Bob Hearts Abishola」)など、芸術・芸能関係者がイベントに参加します。

「フランキー賞」は、国連の象徴とも言える国連総会議場に初めて登場した恐竜ユタラプトルの CGキャラクターの名前を冠して、このたび創設されたものです。本広告は、「絶滅を選ぶな」キャンペーンの核となる動画で、これまで世界中で15億人が視聴し、メディア媒体で3000回紹介されました。英語の声は俳優のJack Blackが担当。Eiza González(スペイン語)、Nikolaj Coster-Waldau(デンマーク語)、Aïssa Maïga(フランス語)など、世界的な著名人が39言語で恐竜の吹き替え音声を行い、全体では60言語で展開されました。

アヒム・シュタイナーUNDP総裁は以下のように述べます。「この国際映画広告は、エンターテインメントでありながらも、語っている問題はこれ以上ないほど深刻なものです。この動画は、人間の存在そのものを脅かすような形で環境に害を与える化石燃料補助金を段階的に廃止するよう各国に求めています。UNDPは、SAWAとGlobal Cinema Mediumが、気候変動対策へ取り組みという強い決意のもと、世界30カ国の映画館でこの動画の上映を実現させたことに深く感謝いたします。」

「2015年以来、Global Cinema Mediumは国連と連携しながら、持続可能な開発目標(SDGs)を推進してきました。映画業界は新型コロナウイルスの世界的まん延によって最も大きな打撃を受けた産業の一つです。が、2022年、会員の映画広告会社は、現代の最も差し迫った課題の一つとされる気候変動に関し、このキャンペーンを応援することを誓います。Z世代、ミレニアル世代、X世代は、自分自身の生活においても、また自身が利用する製品などにおいても、気候変動対策を重要な課題として位置づけています。これらの世代は、最もリーチしにくい層の一つでありながら、映画館の中心的な客層となります」とSAWAのCEOシェリル・ワネル氏は語ります。

さらに女優のアイサ・マイガは以下のようにコメントを寄せています。「UNDPが創設したフランキー賞の初めての受賞者となり大変光栄です。また、同時に受賞されたSAWA とGlobal Cinema Mediumに心よりお祝い申し上げます。干ばつや洪水など様々な災害による壊滅的な被害を受けている貧困層の人々に対して、気候変動はとりわけ深刻な影響を及ぼします。誰も置き去りにせず、環境に優しく、公平な解決策を提唱しているキャンペーン広告『絶滅を選ぶな』にフランキー役の声で出演できたことを誇りに思います。」

デンマーク語で恐竜の「フランキー」の声優を務めた俳優ニコライ・コスター=ワルドーUNDP親善大使は、以下のようにメッセージを送りました。 「化石燃料への補助金は、世界中で気候変動や格差を拡大させる原因となっています。しかし、この問題に対する世界的な認識や理解は十分ではありません。映画館で上映絶される『絶滅を選ぶな』キャンペーンは、創造的な形で、世界中の何百万人もの映画ファンに情報を提供し、行動を促し、大きな変化をもたらすことを目指しています。」

動画「Don’t Choose Extinction(絶滅を選ぶな)」はこちら


国連開発計画(UNDP)について
UNDPは貧困や格差、気候変動といった不正に終止符を打つために闘う国連の主要機関です。170か国において、人間と地球のために総合的かつ恒久的な解決策を構築すべく、様々な専門家や連携機関からなる幅広いネットワークを通じ支援を行っています。

SAWA Global Cinema Advertising Associationについて
SAWAは媒体を販売する映画広告企業や、映画広告業界へ各種サービス・製品を供給する企業から成る業界団体です。SAWAは映画媒体についての国際的基準開発や優良事例の促進、さらにブランドと代理店による映画媒体の効率的な取引を促進するため、世界中の映画広告会社間のコミュニケーション向上に取り組んでいます。2015年以降、SAWAは様々な国連機関とパートナーシップを組み、SDGs達成に向けて協働しています。

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