第8回アフリカ開発会議(TICAD)開催日程の発表: 2022年8月27-28日

2022年2月8日

東京、2022年2月8日 - 松野博一内閣官房長官は本日、第8回アフリカ開発会議(TICAD)を8月27日、28日に開催すると発表しました。現在、アフリカ大陸では新型コロナウイルス(COVID-19)が流行し、新たな亜種が出現していますが、日本政府と他の共催者は、アフリカ大陸にとって重要な時期にこの会議を開催し、強い連帯のメッセージを発信していきます。

松野官房長官は、新型コロナがアフリカの社会・経済にも甚大な影響を及ぼす中、国際的な連携が今こそ重要であり、TICAD8を通じ、アフリカ自身が主導する発展を強く後押しし、ポストコロナを見据え、アフリカ開発の針路を示していく旨述べました。

この会議は、アフリカが30年近くにわたって比較的一貫して発展してきたにもかかわらず、壊滅的な不況に見舞われているときに開催されます。この前例のない緊急事態によって、多国間主義、国際協力、そして複雑な課題に対するグローバルな解決策を見出すという国際社会の決意が試されています。

UNDPは、アフリカ開発会議(TICAD)の枠組みを通じて日本政府と引き続き協力し、人間の安全保障の実現のため、アフリカ諸国によるコロナ禍の社会経済的影響への対処、国際連合平和維持活動(PKO)支援を含む平和と安定の推進、コミュニティの回復力強化といった支援を展開していきます。

TICADは、多国間協力とパートナーシップの関係強化を通じて、アフリカの開発、平和と安定を促進するために、日本政府によって1993年に開始されました。日本政府が主導し、国連アフリカ担当事務総長特別顧問室(UNOSAA)、国連開発計画(UNDP)、アフリカ連合委員会(AUC)、世界銀行、日本政府が共催しています。TICADは、アフリカ全域で革新的で持続可能かつ公平な開発の道筋を探る包摂的な多国間プラットフォームです。

TICADの主な目的の一つは、官民間のグローバルなパートナーシップを促進することです。UNDPは共催者として、概念的・地域的な専門知識を提供し、思想的リーダーとしてTICADを支援してきました。さらに、UNDPはアフリカにおける広大なネットワークを活用し、連携の推進と調整、持続可能な開発に向けたアドボカシーやTICADプロセスの円滑な運営を支援してきました。前回のTICAD7は、2019年に日本の横浜市で開催され、1万人以上の参加者が集まりました。


お問い合わせ
イヴ・サヴァー 戦略的広報官, eve.sabbagh@undp.org, +1-484-904-5730
近藤千華 TICAD連携専門官 chika.kondoh@undp.org +81 3 5467 4751